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スイーツから廃墟まで。北の国からお送りする日常ゆるゆる探検。2009年から始めた前ブログの記事を再編、移植しています


No.33

旧苫小牧川遊歩道

旧苫小牧川遊歩道

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苫小牧の沼>>3や海>>9の記事を書く過程で調べ物をしていたら、そういえば旧苫小牧川が遊歩道になっていたことを思い出し、またそこからふるさと海岸に出られることも判明したため、先日ウォーキングがてら行ってみた。

王子製紙の南西、三条通の旧三条橋(廃川となったので既に橋の体ではないが)から、ふるさと海岸へ出る吐水口近辺までの全長1kmをまず歩いてみた。
このコースはかつての苫小牧川で、王子製紙の排水先だった。子供の頃、国道を通る際に橋から川の様子が見れたが、当然水質は良くなく、物心ついた頃にはすでに枯れ川になっていた。しばらくすると整地された上、石畳や外灯が取り付けられ、遊歩道に変わっていた。
このような遊歩道に興味があるため、いつか歩いてみたいとは思っていた。

20241008011621-admin.jpg旧三条橋から入り、少し進んだところ。右側の車道と並行して伸びている。
蛇行しているのはかつての川の形に忠実に整地したからだろうか。

202410080116211-admin.jpg民家が近くで種が飛ばされるのだろうか、アサガオが道端におはようございます。

202410080116212-admin.jpg橋近くでは石畳が敷かれている。高低差が川の跡らしくなってきた。

202410080116213-admin.jpg橋の下をくぐる。橋は苫小牧橋で、国道36号線(235号と重複)である。
ここを子供の頃クルマに乗せられて通る度に、川に目をやっていた。

202410080116214-admin.jpgくぐって振り返る。内部の天井には電灯が点り、大きなクモが巣を張っていた。

202410080116215-admin.jpgこういう交差する階段など、立体的な道にグッと来る。右側へ横断するためだけの通路なのだが。
真っ直ぐ石畳を進む。

202410080116216-admin.jpg石畳が切れ、未舗装路へ。

202410080116217-admin.jpg終点まであと少し。

202410080116218-admin.jpgこの辺が終点になる。ここまで来ると遊歩道というより踏み跡のようだが、ベンチが設置されており、終点近くに集中して洋燈風の外灯もある。
行き当たりは海へ注ぐ吐水口だが、工場用水を浄化の上、暗渠を設けて流しているのだろうか。あるいは高砂町の浄水場の排水なのかも知れない。

苫小牧川(かつて有珠川と呼ばれていた場所)も、40年程前までは汚染が酷いヘドロ川で、小学生の頃、橋の上から見えた投棄された自転車やリヤカーのようなガラクタが黄土色に変色して何年も同じ場所にあったのを強烈に覚えているが、いつしか河川工事ですっかり綺麗に整地され、水質もかなり改善された。

街も変わっていくが、環境も良い方向に変わっていくのは喜ばしいことだ。

ふるさと海岸>>34へ出てみる。
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#橋梁 #遊歩道 #廃

道央,苫小牧