カテゴリ「場所非公開」の投稿[2件]
とある廃屋
とある廃屋以前から、かれこれ20年以上経つが、気になっている廃屋がある。
初めて見た時は、まだ屋根もありちゃんと家の形をしていたが、撮影当時の2006年時点では既に屋根は落ちていた。
外壁は丈夫なのか、家だったのだろうと判る程度の外観である。
玄関ドア、ポーチの外灯がかなりの古さを感じさせる。
家の真ん中あたりを貫く煙突。昭和の家屋の仕様だ。社宅のようにも感じる。
現役当時は壁も綺麗に塗られていたのだろうが、風雨に晒されてかつての面影は無いだろう。
側面部分にはこの家のものだったのか不明だが、廃棄物様のものが積まれていた。
小窓や勝手口らしきものがあり、部屋はいくつかあったのだろう。
窓にも板張りされているが、意味を成さない程に崩壊している。
隙間から失礼してみるが…
内部は崩壊と経年のためか、生活感は全く失われていた。
障子や内部ドアを除き、家具など残置物はほぼ無いだろうと思われる。
今の状態をストリートビューで見てみると、廃棄物は無くなっていたが玄関ドアは更に朽ち、外灯も落ち、窓部分は板張りごと無くなり内部が丸見えになっている。煙突は一本、まだ立ち続けている。さすがに取り壊されていると思ったのだが。
過去の写真が数パターン見ることが出来、建物が劣化していく過程がわかるのだが、どこから種が運ばれたものか、玄関先と窓の奥の屋内にマーガレットらしき花が群生しているのを見つけた。
自然界における人の世の無常を、PCモニタから感じ取る今日この頃である。
※一部画像を加工しています
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#廃
とある公園の夜桜
とある公園の夜桜2009年は、個人的には失業中で鬱々としていた時期だった。
その一方、前職で疲弊した心身をしばらく休めるべく、自由になってみようとも腹を括った時期でもあった。
ブログを始めたのも、この年からだった。当初は日常のどうということはない出来事を綴っていたが、引きこもっているのも気が塞ぐため、かと言って遠出出来るほど経済的には余裕もなかったため、地元などの近場を観光・探索してそれもブログネタにしていた。のちに炭鉱廃墟に夢中になり北海道内を様々巡るようになるが、当初は近場でも面白い場所を必死に求めて駆け回っていたような気がする。
こちらは、地元の新聞に夜桜スポットとして載っていた公園である。ネット上では情報が無いため場所の詳細は伏せるが、夜桜こそ実際に見たことはなかったのと、このような小さな公園でもこんなことをやっているのかと興味が湧き、訪れてみた。ちなみにこの時は運動不足解消を兼ねて、物置にしまってあった家族の自転車を拝借した。
まだコンデジの頃で、夜の撮影には不慣れだったので(三脚などは無い)ブレが酷いが、新しいものを見ようとする高揚感には溢れていた記録ということで…
数本ある桜の木のうちの、特に1本をライトアップしている感じだったが、他の淡く光が当たっている木も妖しい雰囲気で素敵だった。
提灯が張られているということは、祭りかイベントがあったのだろうか。
筆者が着いた時には他には誰も居なかったが、しばらくすると近所の方や子供連れもやってきて、夜の花見に興じていた。
現在もライトアップが行われているのかは不明だが、知らないだけで意外と近場でも変わった催しが行われているのかも知れない。
地域で親しまれる催しは、観光地のそれとは違った風情があって微笑ましい。
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#公園 #花