No.100, No.99, No.98, No.97, No.96[5件]
美笛の滝
美笛の滝
きのこ王国>>89からの帰り道、美笛峠の国道453号沿いに立つ「美笛の滝入口」の看板が通るたびに気になっていて、近いうちに行ってみたいと思っていた。
2009年の10月に友人を伴って訪れた。入口の分岐から林道を車で数分、駐車スペースからは15〜20分程歩くと辿り着くことが出来た。小川には簡易の橋が架けられて遊歩道が整備されていたが、踏み跡は途中ところどころ水が浸かっており足元を濡らす箇所もあった。
その数年後には遊歩道が崩れ、滝まで行くのは困難との情報があった。現在辿り着くには相当の装備が必要になるかもしれない。滝入口の看板も、ストリートビューで確認すると2018年には既に撤去されていたようで、現存しない。
クマ対策さえすれば、森林浴をしながら散策レベルで辿り着け、しかも見事な滝という中々無いスポットだったので、至極残念である。
ちなみに美笛は「びふえ」と読む。
検索していたらAI要約の読みが「びてき」と出てきたので、違う、そうじゃないとルビを記しておく。
国道から分岐に入ったところで撮った滝入口の看板。これはもう現存しない。
しばらく走ると、右側にかつての千歳鉱山に繋がる道が現れる。昭和の初期に開鉱した金鉱山で、集落も形成されていたらしい。高品位の金が採れ、昭和61年まで稼働していたそうだ。現在は跡地となり中和処理が行われている。目的は滝なので、このまま真っ直ぐ進む。
ギリギリ1台分が通れる橋。
古いタイプの護岸ブロックなのではないだろうか。苔も古さを醸し出す。
駐車スペースから、来た道を振り返る。3〜4台は停まっており、先客がいたようだ。
その先はゲートで封鎖されていた。実質どん詰まりに駐車スペースがあった。
こういった看板が設けられていた。徒歩15分ということは、1km弱歩けば着くことになる。
背丈以上の笹薮の中を進む。
時折色づいた木々が姿を見せる。
岩を頼りに架けられた橋。川は浅いが流れが速い。
落ち葉が綺麗だ。
丸太をベースに丈夫に作られている。今はもう無いのだろうか…
橋から眺める美しい初秋の渓流。
しばらく風景に見惚れる。水は冷たくて気持ちがよかったが、雪虫も飛んできた。山の冬の訪れが近そうだった。
このような橋を幾つか渡る。何組かの先客とすれ違った。袋いっぱいにシメジのようなキノコを摂っていた人もいた。左側にたくさんあったと我々に教えてくれたが、キノコの知識が無いため軽く礼を言うに留めておいた。滝の他に山菜やキノコ目的の人も多いのかもしれない。
こんな大木もあり、山歩きの道がところどころウエットになっている。川からそれた小さな流れが道にも浸透しているのかもしれない。ぬかるむ程ではないのは幸い。難所は一切無かったが、それなりに高度を上げているようで息が上がってくる。
川と並行するようになってきた。上流に近づいてきているような流れだ。
来た道を振り返る。上り道になっているのと、周りの勾配が大きくなってきている。ここまで来ると、道がほぼ踏み跡状態になっている。
休み休みで20分ほど、これだと思われる滝が目前に現れた。綺麗な流れではあるけれどこれだけ…?と思ったら…
更に上の方があった。落差と、流れに変化があって見ごたえのある滝だ。廃れかかっているがきちんと滝の銘板がある。
滝壺は浅い。夏場、この水量ならここで水遊びが出来そうなくらいだ。
滑滝も趣がある。
突然このレベルの絶壁が現れるという感じで、驚く。


中々素晴らしい滝だ。ずっと見ていて飽きない。足場は、滑滝付近に平たい大きな岩があったので、そこでしばらく眺めていた。
しばらくして後から別の見物客が来たので、場所を譲って戻ることにした。


これらの遊歩道は現在どこまで残っているのだろうか。
滝は変わらずそこにあるのだろうが、いつまでも容易に姿を見られるわけではないという自然の厳しさを見せつけられているようだ。
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#河川 #遊歩道 #滝 #林道 #鉱山
札幌ラーメン 武蔵
札幌ラーメン 武蔵
こちらは、北のあんこや>>97さんのあとに寄ったお店で、2008年訪問時の記録になる。
ここもおそらくTV情報で知ったのだろうと思う。札幌白石に本店を構えるラーメン店だ。
当時はすすきのラーメン横丁にも出店しており、その後は藻岩にも出店していたようだが現在は本店のみの営業になっている。こちらも20年以上の営業になる有名店だ。
札幌ラーメン 武蔵
2008年当時は何も考えず訪問したが、TV効果もあったのか駐車場も常に満車で(あんこやさんに行く前に寄っているが満車だったので後で来た)かなりの待ち時間があり、やっと入店出来ても提供されるまでしばらく待つほどの賑わいだった。そのおかげで先程食べた雪だるま焼きの分空腹になりつつあったが。
それにつられた我々が言うことではないが、これがメディア露出の良し悪しかと思いつつも、提供されたラーメンは文句無しに美味しかった。
今まで札幌でラーメンを食べたことがなく(ご近所や観光客には定番でも、近郊の民には馴染みが薄い)、初の札幌ラーメンがこちらだったので特別印象深いお店である。
メニューは厳選された数品なので選びやすい。昔風醤油と迷って辛味噌にした。辛いものは、辛さの度合いがお店に寄ってまちまちなので少し勇気がいるが、こちらの辛味噌は見た目よりも甘辛で刺激も強過ぎずちょうどよい。さすがに控えたがスープも飲み干せそうな味わいがあった。
麺は北海道では定番の卵縮れ麺なのだが、西山製麺の特注麺だという。麺のコシとスープとの絡み具合がとてもよかった。
数年後、詳しい年は失念したが、このことを覚えており別件で近辺まで来た時に再訪した。お昼のピーク時の後だったためか待たずに入店出来た。その時の写真は無いが、結局同じく辛味噌を注文し、あの甘辛と縮れ麺を味わった。
他の味もいただいてみたいが、あの味をまた楽しみたいというジレンマに悩む。
微妙に近くて遠い札幌、美味しいお店に出会うと良い意味で悩みのタネにもなる。
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#飲食
北のあんこや
北のあんこや
訪れたのが2008年だったため、さすがにもう…と思いつつ調べてみると、なんと今も営業しており、今年で20周年とのこと。
こんにち飲食店は10年も続けば大したものと云われる中で、それ以上前に訪れたお店が変わらず営業していると、なんだか嬉しくなる。
近所なら通りがかりなど時折利用できるのだが、市外で遠方だと中々。しかも札幌中心地まで足を伸ばしても更に先の西野である(南から北上視点)。今も変わらず「雪だるま焼き」を作っておられ、なんとか再訪して食べたい気分になっている。
北のあんこや
こちらを知ったのは、TVで紹介(ローカルグルメ情報系だと思う)されていたかららしい。当時話題の新しいお店だったのだろう。家族が偶々見て、食べてみたいとなったのだった。とはいえ、我が家はいつもこういうことをしているわけではない。しかもおやつ系グルメのために当時よく遠方まで足を運ぶ気になったものだと思う。思い返せば当時は筆者が最初の失業時期で、悶々としていたような気がする。もしかしたら気を遣ってくれて、気晴らしの口実だったのかもしれない。
それは鯛焼きと、雪だるま形のおやきのお店だった。「おやき」とは、地方によっては「今川焼」「大判焼」などと呼ばれるベイクドモチョチョのことである(ネットスラング)。おおよそ北海道ではおやきと呼ばれている。
当時は、甘いものが苦手で個人的におやきはあまり好まなかったのだが、こちらの雪だるま焼きはパリッと薄皮でもちもち食感、あんもしつこさがなく美味しかった。そして見た目も可愛い。
お店は住宅地の中、戸建てのルーフ奥の1階部分になる。ルーフ下が駐車スペースで、店の内部は広くないため、家族1人が中に入って注文し筆者は外(車内)で待っていた。作り置きではなく、その場で焼いてくれるらしい。
こちらが可愛い雪だるま焼き。表と裏で姿が違う凝った作りで、写真は笑顔の女の子、裏側がちょっと怒り顔の男の子になっている。中のあんは種類がたくさんあり、全ての種類をひと通り1個ずつ購入した。好みだったのはごま、かぼちゃ、とうきび。とうきびはそれほど味が強くない分あっさり風味で、当時の自分には合っていた。食べきれないものは持ち帰ったが、帰宅後冷めてももちもちしていた記憶がある。
スタンダードな小豆あんは、「しゅまり小豆」という朱鞠内湖周辺で栽培されているブランド小豆が使われており、上品な甘さがあるらしい。当時は普通の小豆に苦手意識がありそちらは口にしていないのだが、あれから年を経て、和菓子の甘さを欲することが増えた今ならまずこちらをいただくだろう。
また夏場はソフトクリームも扱っているらしい。
可愛らしい雪だるま焼きに、また会いたくなった。
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#飲食
ラルマナイの滝
ラルマナイの滝
2007年に恵庭方面の山中をドライブ中にたまたま見つけた場所。
道道117号、恵庭岳公園線に展開する恵庭渓谷には、漁川の支流であるラルマナイ川が流れ、川沿いに3つの滝の名所がある。
その内の1つ、ラルマナイの滝に立ち寄った。
▼2007年9月
「ラルマナイの滝駐車公園」の看板につられて、駐車場にクルマを停め、散策路を進むと展望出来る橋があった。
カーブを描いて滑り落ちる流れ。ウォータースライダーのようだ。
水勢がよくそれなりに見応えはあるが…
逆の下流側。突然切り立っているのだがこれはもしかして、ここは滝上なのでは?
上流側を遠巻きに。これを滝と呼ぶには落差が小さすぎる。来た道を戻り、道道へ出て清水橋を渡った先、ラルマナイ郷橋の途中に半円形の展望スペースがあるのでそこから眺めてみる。
橋の柵の装飾が可愛らしい。紅葉の名所でもあるようだ。
展望スペースからの眺め。木々の間にうっすら見えるのが本当のラルマナイの滝なのだが全体が見えない。この真下に何やら整備された円形状の広場があるのだが、どうやったら行けるのだろう…?
橋の周辺を見回すと、車道を挟んで向かいに下り階段があるのを見つけた。
少し急な階段だが、下りた先に遊歩道があったので辿ってみる。
脇を流れるラルマナイ川。
遊歩道は川を渡って道道の橋の下へ繋がる。
渓谷の川の趣がある。水が綺麗。
橋の下に出た。あの広場に辿り着いた。
先程の半円の展望スペースを下から眺める。
広場には2ヶ所程、テーブルとベンチがあり休憩も出来るようになっていた。
「ラルマナイ」とは、水無沢と訳される。切り立った深い渓谷の急流は水無しになるのだろうか。語源は諸説あるらしい。あるいは治水が行われる以前は流れも違ったのだろうか。
広場から見える滝。かなり近くに見えるがやはりこの時期はまだまだ藪が深い。展望スペースを設けていても周辺を刈ったり整地はしない方針なのだろうか。自然環境的にはこれでいいのかもしれないが。
時期を選んで来いということで…
川の縁の切り立った崖。地名の由来に納得。いやこれを見て由来を推測した可能性も…折角なのでベンチに腰掛けゆったり休憩。時々橋の上の展望スペースに人がやってきて滝とこちらを一瞥していく。特に案内板もないせいか、この広場まで来る人はおそらく少ない。
ヒナバッタや、
柵の片隅に大ぶりのカタツムリ。どこにでもいる種類だと思っていたが、準絶滅危惧種のサッポロマイマイに似ている。
当時立ち寄ったのはこのラルマナイの滝のみだったが、近辺にあと2ヶ所、白扇の滝と三段の滝もある。それらと合わせて2014年に再訪した。先の2ヶ所は後日別に上げることとして、ラルマナイの滝のみ以下に上げておく。
▼2014年9月
上から7年経って久々に訪れたので、広場への下り方を忘れかけている。橋の上の展望スペースから。
結局前回と同じく9月に訪れてしまったが、かろうじて二筋の流れが確認出来た。
俯瞰でラルマナイ川と例の広場を。くねくねと曲線を描いて流れる川だ。滝の方の支流の名は滝の沢というらしい。広場はあまり手が入っていないのか、幾分廃れて見える。
車道の端に下り口を見つけ、思い出して辿ってみる。
階段を下りたところ。向こうへ続く遊歩道を進む。
脇を流れる川を振り返って見る。向こうに見えるのが先程下りてきた階段。

川を渡り、道道の橋脚部分(橋の真下)で振り返ったところ。
来てみれば、前回と変わりないように感じるが…
周りの手入れは前回から特にされていないように見える。
今度は、やっとまともに滝が見られた。左側はもう少し幅がありそうな気もするが、はっきりと二股に分かれて落ちる姿が確認出来た。
右側の滝。水量が多く勢いがある。この時は小雨がちということも影響していたのかもしれない。上の方に橋が見える。前回の最初に眺めた滝上の場所だ。
あそこにも再訪してみる。
来た道を戻り、階段地点の逆側にも道が続いていたので少し辿ってみた。こちらは人通りも無いのか、踏み跡も見えず獣道然としている。
凄い雰囲気。風景としては好みだが薄暗いのでやっぱり不気味。柵で封鎖されすぐに行き止まりとなった。おそらく、今の道道が開通する前の旧道(もしくは林道)だったのではないだろうか。遊歩道にしては広く、車1台分は通れる幅だ。新たに遊歩道のためだけに開削するとは思えないので、林道を遊歩道に転用したものと思われる。
戻って道道へ階段を上がり、駐車場を経由して上の橋へ。

天候もあってか、水量が多い。倒木がところどころにある。最近では大規模な倒木があったらしく、この流れを遮っていたようで、現在の状態が気になる。
割と気軽に滝上と滝下を見られるタイプの滝だと思う。
滝上の橋を渡った先は、通行止めとなっていた。おそらく、先程の鬱蒼とした下の道と繋がっていたように思う。どのくらい道が現存しているかは不明だが、崖の地形のために倒木や崩落も多いのだろう。実際に通行不能になっているものと思われる。
現在の様子をGoogleマップで確認すると、道道から下りる階段は封鎖されており、下の広場へは行けなくなっているようだ。
航空写真で見ると、広場が既に跡地然としており、少しもの悲しく感じた。
もう整備はされないのだろうか。今や滝の姿は道道の展望スペースからしか望めないようになっているらしい。
それほど落差もなく美しい滝というわけでもないのだが、名所が減っていくように感じて寂しい限りだ。
■参考:恵庭岳公園線(1)-滝をめぐる道の昔と今(道道資料北海道)
旧道について参考にさせていただきました。
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#公園 #河川 #遊歩道 #滝
苔の洞門(閉鎖)
苔の洞門(閉鎖)子供の頃に連れられてきたことのある、支笏湖畔の苔の洞門。ここも樽前ガロー>>2と同じく樽前山系の噴火で形成されたゴルジュ地形である。こちらは樽前ガローと違い、川の流れがない。そのため以前はこの渓谷の間が遊歩道のようになっており、歩いて見物することが出来た。名の通り、苔の壁が作る洞窟のような神秘的な光景に身を置き楽しむことが出来るスポットだった。
その後しばらくして、洞門内で崩落が起きたため以前のように内部に入るのが制限されたというのを聞き、それから更に年を経た2009年に再訪してみた。変わらず洞門の奥には立入り出来ないとは聞いていたが、実際どのようになっているかが気になった。
建物の内部には周辺の見どころと動植物の写真が展示してあった。美笛の滝>>99の写真も展示されていた。
スタッフの方が洞門の風景写真も見せてくれた。やはり紅葉の名所なのだろう。
何処から来たのかを訊かれたものの、遠方ではなくほぼ地元からなのでなんだか申し訳なく思う。駐車していた他のクルマも地元ナンバーが多かったと思うが。やはり洞門内部に進むことは出来ないようだが、保全のための寄付を募っていたので、心ばかりを納めさせてもらい、洞門への道を進む。
各々傘を持ち、林道の遊歩道を歩く。一本道だが、微妙に勾配があるためいい運動になる。
この天気だったこともあって、この時は鳥の姿はほぼ見られなかった。
突き当りに看板のようなものが見える。
緩やかに登っているのがわかるだろうか。
一々看板を撮影していたが、ここに限らずその場で立ち止まってゆっくり読むのも気が引けてしまい、現地でちゃんと読んだ試しがないように思う。かといって、要らないものでは決してないのだが。帰宅して撮影したものをじっくり読むタイプの人間である。
迫力すら感じる年季の入った看板だ。近隣の学校で作ったと思われる標語も掲げられている。
柵の向こうに、洞門が口を開けている。この内部をかつては歩くことが出来たのだが…
途中に、崩落した岩盤が道を塞いでしまった箇所があり、崩落は今後も続くだろうとのことで、立入りが禁じられていた。
洞門内部に向けて撮影したものもあったのだが、ブレが酷く綺麗に撮れておらず、以前に処分してしまったようだ。
この状況ではあまり慰めにもならない状態だったが、遊歩道を再整備するのも現実的ではないだろうとは思った。
その後、大雨の影響で観覧台も被害に遭ったようで、それを機に完全閉鎖になったらしい。ネイチャーセンターも閉鎖されており、以来再開の兆しは見られない。自然保護を考えると、それで良いのだろう。
しかし、ここから風不死岳を挟んだ東側に同じような地形を見られる場所があり、まったく幻の景色というわけではない。
駐車場もなく、かなり歩くことになり観光地化されていない場所だが、筆者も近年訪れているので、また後日に上げることにする。
小出しに引っ張ってばかりで申し訳ない…
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#遊歩道 #林道