トップ画像
TOP > Photo

スイーツから廃墟まで。北の国からお送りする日常ゆるゆる探検。2009年から始めた前ブログの記事を再編、移植しています


No.81

新宝来軒 ガタタンラーメン

新宝来軒 ガタタンラーメン

20250901003041-admin.jpg
>>80で上芦別のことに触れ、文末に「再訪していない」と書いたが、2017年に食事だけのために上芦別町に来ていたことを思い出したのでこの際記事にする。
この頃は同じく炭鉱関係探索の同士と行動することが多かったため、近郊まで足を運んだ際に新宝来軒に立ち寄った。

一人行動だと食事は無頓着になりがちのため食事処を開拓しづらいのだが、詳しい人と一緒に行動すると名店を知ることが出来るのはメリットだと思う。

芦別といえばガタタン。とろみのある中華系スープをチャーハンやラーメンなどに和えた、炭鉱町の郷土料理である。漢字では「含多湯」と書き、旧満州から芦別に引き揚げた村井豊後之亮氏が余った食材で作った中華料理店のまかない料理が評判を呼び、提供したのが始まりだそうだ。

こちら新宝来軒では、ガタタンメニューだとスープ、ラーメン、チャーハン、焼きそばを提供している。

上の写真の手前は筆者が注文したガタタンラーメン。奥は同行者が注文した炭鉱メニュー、ブラックダイヤモンドだ。そちらもガタタンラーメンなのだが、醤油ベースに背脂、ニンニクなどが入ったスタミナ系メニュー。名の通り、石炭をイメージした黒い白玉団子も入っている。

2017年当時は器が普通のラーメンどんぶりだったが、今は木の器になっているようだ。

202509010030411-admin.jpgガタタンラーメンがこの店の看板メニューになる。ガタタンの名はよく聞いていたが食べるのはこれが初めてだった。
塩味ベースであっさりめ、エビやイカなどの海鮮と豚肉、野菜と、こちらにも白玉が入る、この店のオリジナルメニューだそうだ。餡がスープの役割も果たしており、最後まですべて食べられる。玉子縮れ麺に安心感を覚えるのは好みといえばそうなのだろうけど、北海道民には多いのではないだろうか。

この時は1月だったため、冷えた体にちょうどいいメニューだった。個人的には好みの味だ。
他のスタンダードなラーメンに比べやはり値段はお高めだが、満足感は得られる。

土日と平日で注文できるメニューが異なるそうなので、目当てのものがある場合は訪れる際要チェック。
畳む


#飲食 #炭鉱

道央,芦別