トップ画像
TOP > Photo

スイーツから廃墟まで。北の国からお送りする日常ゆるゆる探検。2009年から始めた前ブログの記事を再編、移植しています


No.43

アルテピアッツァ美唄

アルテピアッツァ美唄

202410240053315-admin.jpg
アルテピアッツァ美唄は、美唄市と同市出身の国際的彫刻家である安田侃氏が創立した彫刻美術館である。廃校となった美唄市立栄小学校の体育館と校舎をアートスペースとして再生し、野外にも彫刻を展示している芸術公園となっている。

1991年から体育館の改修を始め、翌1992年にはアルテピアッツァ美唄としてオープン、のちに校舎の改修やギャラリーとしての整備等を経て、カフェスペースやワークスペースも設け、休日には多くの人が訪れる評価の高いスポットとなっている。2016年には正式名を「安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄」として登録博物館(美術館)となった。

かつては炭鉱街の小学校だった、味わいのある木造校舎と体育館、広々とした芝生広場に調和の取れた彫刻、子供も楽しめる水場や森林の散策コース等、美しい景色の中思い思いに楽しめるこの施設は、駐車料金も入場料も無料であるため、気軽に立ち寄ることが出来るが、施設維持のための寄附を募っている。グッズの購入もしくはカフェ利用もおすすめだ。
「カフェアルテ」ではドリンクと軽食を提供しており、窓から眺める景色も品良く素敵だ。そんな景色を前に静かにゆったり出来るコーヒータイムは格別だろう。

安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄


▼2009年6月

202410240053316-admin.jpg
2024102400533112-admin.jpg芝生広場に佇む木造校舎。最盛期では1,000人以上の児童が在籍していた。

2024102400533113-admin.jpg端の一角は幼稚園として使われていた。小学校と併設されていた幼稚園は、小学校閉校後もそのまま運営されていたようだが、2020年に閉園している。

2024102400533111-admin.jpg離れにある体育館棟。手前の彫刻と同型のものはJR札幌駅にも設置されている。

20241024020824-admin.jpg
202410240208241-admin.jpgとてもシンプルな造形なのだが、見慣れると他の場所で出会っても不思議と氏の作品だとわかる。

2024102400533110-admin.jpg丘の上の『天翔』という作品。

202410240053319-admin.jpg
202410240053318-admin.jpg巣箱のような時計。

202410240053317-admin.jpg大理石の白が眩しい水の広場。

202410240208244-admin.jpg
202410240208242-admin.jpg森の中を散策出来る小道もある。

202410240208243-admin.jpgルート上に作品が点在しているので、探しながら歩くのも楽しい。

202410240053314-admin.jpg
202410240053313-admin.jpg自然観察をしながら森林浴も。

202410240053312-admin.jpg
2024102400533114-admin.jpgこのような枕木の階段がところどころに。ちょっとした探索気分も味わえる。

202410240053311-admin.jpg
20241024005331-admin.jpg自然も豊かな素敵な美術館だ。


▼2013年2月

20241024010756-admin.jpg冬季のアルテピアッツァ。
雪原にぽつんと佇む木造校舎も独特の味わいがある。

202410240107561-admin.jpg冬も訪れる人がそれなりにあるようで、彫刻へのアプローチも出来上がっている。

202410240107564-admin.jpg体育館と、彫刻が点在しているのが見渡せる。

202410240107563-admin.jpg校舎や体育館のギャラリーは冬季でも見学出来る。

202410240107565-admin.jpg
202410240107567-admin.jpg
202410240107566-admin.jpg
202410240107562-admin.jpg
202410240107568-admin.jpg冬空の下、夕日を浴びる彫刻が何かを語りかけてくれそうな感じがする。

202410240107569-admin.jpgどの季節に訪れても、素敵な景色を見せてくれるのだろう。
畳む


体育館棟、校舎棟内部へ

#公園 #古建築 #文化施設 #花

道央,美唄