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スイーツから廃墟まで。北の国からお送りする日常ゆるゆる探検。2009年から始めた前ブログの記事を再編、移植しています


No.24

ジョイランド樽前跡③ シロクマ舎編

ジョイランド樽前跡③ シロクマ舎編

ジョイランド樽前跡② コテージ群編より

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ジョイランドの見どころは、もう一つ、この白熊牧場だった。
開園の1979年にオープンし、登別クマ牧場と並ぶようなシロクマ(ホッキョクグマ)の繁殖基地にすべく、オープン時は30頭飼育されていたようだ。しかし、1985年には飼育数4頭となっており、他へ移動や輸出の可能性もあるが、他動物の大量死もあったことから気候や環境が合わず命を落とした個体もいたものと思われる。

白熊牧場跡は、レストラン跡や駐車場跡からは離れた位置にひっそりと残されていた。以前は営業当時の様子が窺えるシロクマの畜舎棟も残っていたようだが、2019年4月の探訪時には既に建物は無く、どうやら解体されてしまったようだ。火災による延焼は免れているが、焼けたレストランや温泉棟の解体後にこちらもあえなく解体となったらしい。残っていたのは、畜舎の壁、アオコにまみれた人工池と擁壁、コンクリート製の岩山くらいであった。

2024092120050413-admin.jpg奥の方に長く伸びた施設だったようだ。

20240921200504-admin.jpg壁と岩山。

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202409212005044-admin.jpg壊しにくい部位のみ残して全て解体した感じになっていた。

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202409212005042-admin.jpg当時の面影はかろうじて、池と擁壁だけが残してくれている。

202409212005043-admin.jpgシロクマの遊び場だったのかも知れない。

202409212005047-admin.jpg池はさすがにもう少し水位があったと思われる。

202409212005048-admin.jpgアオコの中に、浮き玉らしきものが浮かんでいた。クマの玩具だったのではないだろうか。

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2024092120050410-admin.jpgところどころに岩山を設けてそれなりに自然の造形を表していたのだろう。

2024092120050411-admin.jpgしかし、ここに30頭は厳しそうだ…

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202409212005323-admin.jpg見物客用のトイレだろうか。

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202409212005326-admin.jpg魚眼で全体を捉える。

202409212005327-admin.jpg頭数が少なければ快適だったかも知れないが、牧場とするにはどうだったろう。畜舎の具体的な広さも今となってはわからないが。

202409212005328-admin.jpg畜舎より手前の岩山。

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ほぼ更地に近い状態だったので生々しさはさほど感じられなかったが、来歴を知ると、生き物で商売をすることの難しさと業の深さを感じずにはいられない。当時はまだ比較的動物に対する福祉の概念や生命倫理が緩かったとはいえ。



当時、此処で犠牲になった動物たちの碑もあると聞き、探してみた。
これでこちらの探索は締めにしようと思った。


2024092120053211-admin.jpgシロクマ舎から遠くない場所、駐車場跡の片隅に鎮座する獣魂碑。裏側には平成3年の建立と、当時の経営会社の名が記されていた。

驚くことに、色褪せていない真新しい造花が献花されていた。お参りが時折あるのだろうか。

2024092120053212-admin.jpg造花の陰から、一匹のクモが姿を見せた。生命は、姿を変えつつ継承するのだろうか。

年月は流れ、世代も変わればここに動物園があったことも人々の記憶から忘れ去られるのかも知れないが。同じ轍を踏むことの無いよう、心霊云々関係なしにどういったことが起こったのかは知っておくべきだろう。

せめて動物たちの眠りが安らかであることを祈りたい。
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ジョイランド樽前跡①
ジョイランド樽前跡② コテージ群編

#廃

道央,苫小牧