社台川の源流へ 社台川の源流へ 子供の頃、馴染みの最寄りの川がどこから流れてくるのか、その源流を辿ってみたい衝動に駆られたことがあった。 一度、友人とそんな話をして盛り上がり、夏休みか休日に遠足よろしく途中で食べるおやつを買い出して、辿ってみようとしたのだが、幸か不幸かおしゃべりに夢中になりさほど歩きもせず、いつも遊んでいた周辺から離れず終わってしまった。今思えばまあそれで良かったと思えるエピソードだが。 最近それを思い出し、その川の源流は結局どこにあるのかと調べてみると、数十年越しながらもあっけなく解決した。行けなくもない場所にあるようで、今度機会があれば行ってみようと思う。 このように川の源流は身近な未知のスポットだが、当該の川とは違うものの、ここでそれを訪れることになるとはあまり考えてはいなかった。 前回>>91の続き、社台滝の上から川の方に向かってみる。2007年の記録である。 続きを読む駐車した周辺にあった水溜り。源流近くなので滲み出しているのかもしれない。 川の畔に続く踏み跡を見つけたので辿ってみる。定期的に人が通るのか、若干道らしくなっている。 出た。曇りがちだったせいか鬱蒼としていて怖いくらいだ。 この奥へ進むと、滝上に出られるのだが… 岸に足の踏み場はなく、川に入って進むしかなさそうだ。試しに裸足で浸かってみたが、信じられないほど水温が冷たく、数秒で足が痛くなった。 慌てて岸に上がったが、これは湧き出たばかりの水で日もあまり照らない場所だからなのだろうか。深さは無いものの川底もはっきりと見える透明度。汚染のない綺麗な水なのだろう。 靴のまま進むことも考えたが、川底は苔で滑りやすいとも聞いたので、落ち口まで進むのは断念した。 古い取水槽らしきものがある。 水源の方へ向かってみるが、苔むした岩と不規則に曲がったり倒れている木などが行く手を阻む。 足場もないので草むらの中を突っ切って進む。 右に少し写っているのは同行者の手で、怪奇現象ではない。 水は綺麗だが、山奥の不気味な趣がある。だからこそ綺麗に保てるのかもしれないが。 ここが行き止まり、源流部になる。 岩の隙間の奥まった場所から湧き出ているのだろう。このあたりの岩は溶結凝灰岩といい、火山噴火の噴出物で形成されている。形成されたのは数万年前といい、地形的には大きな変化もなく在り続けているようだ。 源流点を示しているのだろうか。右側最奥に台形のような石が置かれている。 左側の不自然にツートンカラーになっている部位も気になるが、何らかの理由で穿ったものを埋めたとかだろうか。水が染みて変色しているのかもしれない。 一枚岩の水底が大理石のような光沢になっている。ところどころに穴が開いているが、これは岩から小さな滝となって流れ落ちていた時の滝壺なのだという。その小滝は今でも見られるといわれていたが、訪問当時は見られなかった。 この穴、見るからに深そうだったので、恐る恐る近づき、その辺にあった長い木の枝を差し込んでみたら軽く丸ごと浸かってしまった。背丈くらいの長さだったので、2m以上はある深いもののようだ。 鏡面のような水面。美しいがその冷たさが恨めしい。 しかし、河川の源流というものを初めて確認出来たのはとても良かったと思う。 この当時はクルマで来れたが、今はどうなっているかはわからない。 クマ出没の危険と、携帯の電波はほぼ圏外、数十kmのダートなど、滝上でもそれなりに難易度の高い場所になる。 そして低速でダートを長距離というのは、かなり神経を使う。復路も幸い無事に戻れ、満足感もあったがこの一件で疲れ果ててしまい短期間に何度も行く気にはなれなかった。 以来、滝の落ち口へのリベンジは果たせずにいるが、なんとこの数年後には滝の下を訪れることが出来た。 その時の記録はまた後日更新しようと思う。 畳む 社台滝の上に戻る #河川 #湧水 いいね ありがとうございます! 2026.1.16(Fri) 18:21:20 道央,白老
社台川の源流へ
社台川の源流へ子供の頃、馴染みの最寄りの川がどこから流れてくるのか、その源流を辿ってみたい衝動に駆られたことがあった。
一度、友人とそんな話をして盛り上がり、夏休みか休日に遠足よろしく途中で食べるおやつを買い出して、辿ってみようとしたのだが、幸か不幸かおしゃべりに夢中になりさほど歩きもせず、いつも遊んでいた周辺から離れず終わってしまった。今思えばまあそれで良かったと思えるエピソードだが。
最近それを思い出し、その川の源流は結局どこにあるのかと調べてみると、数十年越しながらもあっけなく解決した。行けなくもない場所にあるようで、今度機会があれば行ってみようと思う。
このように川の源流は身近な未知のスポットだが、当該の川とは違うものの、ここでそれを訪れることになるとはあまり考えてはいなかった。
前回>>91の続き、社台滝の上から川の方に向かってみる。2007年の記録である。
岸に足の踏み場はなく、川に入って進むしかなさそうだ。試しに裸足で浸かってみたが、信じられないほど水温が冷たく、数秒で足が痛くなった。
慌てて岸に上がったが、これは湧き出たばかりの水で日もあまり照らない場所だからなのだろうか。深さは無いものの川底もはっきりと見える透明度。汚染のない綺麗な水なのだろう。
靴のまま進むことも考えたが、川底は苔で滑りやすいとも聞いたので、落ち口まで進むのは断念した。
右に少し写っているのは同行者の手で、怪奇現象ではない。
岩の隙間の奥まった場所から湧き出ているのだろう。このあたりの岩は溶結凝灰岩といい、火山噴火の噴出物で形成されている。形成されたのは数万年前といい、地形的には大きな変化もなく在り続けているようだ。
一枚岩の水底が大理石のような光沢になっている。ところどころに穴が開いているが、これは岩から小さな滝となって流れ落ちていた時の滝壺なのだという。その小滝は今でも見られるといわれていたが、訪問当時は見られなかった。
この穴、見るからに深そうだったので、恐る恐る近づき、その辺にあった長い木の枝を差し込んでみたら軽く丸ごと浸かってしまった。背丈くらいの長さだったので、2m以上はある深いもののようだ。
この当時はクルマで来れたが、今はどうなっているかはわからない。
クマ出没の危険と、携帯の電波はほぼ圏外、数十kmのダートなど、滝上でもそれなりに難易度の高い場所になる。
そして低速でダートを長距離というのは、かなり神経を使う。復路も幸い無事に戻れ、満足感もあったがこの一件で疲れ果ててしまい短期間に何度も行く気にはなれなかった。
以来、滝の落ち口へのリベンジは果たせずにいるが、なんとこの数年後には滝の下を訪れることが出来た。
その時の記録はまた後日更新しようと思う。
畳む
社台滝の上に戻る
#河川 #湧水