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江戸期の北方探検家で歴史創作。絵・漫画・設定・調べ物などゆるゆるっとな。


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20250228011557-admin.jpg室蘭市本輪西の「伊能橋」。
伊能忠敬が蝦夷地測量の時、この本輪西川を渡ったことから名付けられたそうです。

室蘭市史に記載されている伝承だそうですが、測量ルートや元々の橋の位置、橋の名称の歴史など近年の研究により、疑わしいとの話も上がっているようで。研究が進んでいることの証なのでしょうね。

202502280115571-admin.jpg古くからの街の片隅の風景は味わいがある。川と桜の風景は個人的に大好物です。

202502280115572-admin.jpg掲示されている案内板。文字が見えづらいのは反射ではなく、何故か本当に消えていた。
訪問は2019年。落書きなのか、色褪せなのか…
Googleマップで確認すると、2023年時点では修復されているようですが。

 その昔、伊能忠敬がここを渡ったので命名されたといわれている。
 五十歳をすぎてから日本全国を測量して歩いた伊能忠敬は蝦夷地の測量のため簡単な測量機械を持って助手など五人とともに江戸を出発した。
 寛政十二年(一八OO)六月、室蘭に到着し、陸地の測量を行いながら東へ向かうこととなり、このとき小学校の沢道を通り、現神社下の道を八丁平へ向うため、本輪西川を渡ったとされている。
 室蘭市

余談ですが、「小学校の沢道を通り」とあるのは、本輪西川沿いにあった旧本輪西小学校のことでしょうか。明治の時代の開校ですが2016年に閉校となり、今はソーラーパネルが立ち並ぶ土地となっています。
2014年にドライブで近辺に立ち寄った時には、まだ現役の校舎を確認していたのですが、それから程なくして閉校の話を聞いたので、寂しさと共に時代の流れを感じます。

202502280115573-admin.jpgすぐそばのバス停。由来の信憑性はともかく、史跡的な名前のバス停はなかなかグッと来ます…

#伊能忠敬

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>>28の漫画に描いた小幌海岸です。礼文華山道の代替として険しい地形だとわかってくださればと。
実際山道(旧国道と共に江戸期からの古道も残っています)に行って取材したいですね…この海岸より少し内陸側に通された道なので、この風景とはまた違う眺めになるかと思います。
昨今はクマの出没が怖くて、以前はよく行っていたこのような場所ですら行く気になれません。いつかいつか…

ここは秘境駅として有名な小幌駅の近くになります。2015年に訪問しました。少し海側へ分け入ると、文太郎浜という海岸へ降りる急勾配の階段があり、その近辺で撮影しています。駅へは現国道脇から入って踏み跡を辿って訪問したため体力が消耗していたので、海岸には降りていません。
ちなみにこの時は円空仏が納められている岩屋観音の洞窟海岸の方に立ち寄りました。

この礼文華の海岸は、伊能も間宮も測量出来ていないほどの難所です。伊能は礼文華山道を通ったので海岸は未測量、その後の間宮の測量でも難所と言われる海岸は測量できず、ここ礼文華も未測量地の一つです。伊能の測量日記では礼文華を「霧深海辺三里ほど行て新道峠にかかる大難所なり」と記しています。
礼文華山道に関しては後に松浦武四郎やイザベラ・バードも通行していることで有名ですね。

そういうのを知ると、探索したくなってしまいますな…

#伊能忠敬 #松浦武四郎

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函館山展望台のイノー先生のレリーフ。
函館山を基点として測量を始めたので最初の地、なのだけど、蝦夷地に上陸した時の場所が道南の福島町吉岡であり、そこから函館(箱館)までも測量を行っていることがわかったため、今では開始の地が吉岡となっている。最近銅像も建てられたのは>>4で触れたとおり。

#伊能忠敬