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十割そば 幸舟(休業)
十割そば 幸舟(休業)2006年に訪問したお店である。あまりに以前なのだが、個人的に美味しかったので記事として残しておく。
ちなみに現在は休業のようだが、代替わりしつつも2023年頃までは営業していたらしい。
苫小牧西部の外れ、国道沿いの赤い洋風の建物に、大きく看板が掲げられて営業していた。
かつてこの建物は「レストハウスみよし」という白壁に赤屋根のドライブイン的なお店で、主に洋食を提供しており、長年続いていたお店だった。
三角屋根が2つ連なった2階建ての大きな建物は、郊外の長く続く国道のランドマークでもあったと思う。
閉店後しばらくして、建物はそのままに壁を全面赤く塗り替え、十割そばの看板を掲げて営業を始めたのは2004〜2005年頃だろうか。
そば屋といえば和風建築のイメージだが、洋食系レストランのままの形で、しかも色が真っ赤(臙脂っぽい和系の赤色だが)だったため、果たしてこの店は美味しいのか?と疑問を持ちつつも「十割」の文言に惹かれ、通勤でこの前を通るたびに気になっていた場所だった。
2006年になってたまたまこちら方面への用事があり、お店も客の入りが多いと聞いていたため、では期待出来るかと利用してみることにした。
写真は天ざるそばの、田舎そば(更科と選べた)。お蕎麦はボソボソ感が無く、コシがありつつもつるつると食べられ、天ぷらや別添のお塩、またおにぎりも美味しかった。そして食後に韃靼そば茶のサービスがとても嬉しかった。建物のインパクトに負けない、良いお店だった。ちなみにこの時は提供まで待たされたという記憶がない。
またここの蕎麦を食べたいと思ったことは幾度かあったが、なにせ郊外に位置するため、また自身の仕事も変わって滅多にそちら方面を通らなくなったのもあり、いつしか記憶の片隅に追いやられてしまった。
この記事を書くに当たって、今も営業しているかと調べると、どうやら休業中らしい。理由は不明だがストリートビューを見るとおそらく閉業寄りの休業ではないだろうか。
あれから20年近く経ち、またコロナ禍があったことを思えば不思議ではないのだが、もうあのお蕎麦が食べられないと思うと残念だ。
残っていた写真が比較的綺麗に美味しそうに撮れていたので、ここに記録しておくことにする。
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#飲食
苫小牧・ふるさと海岸
苫小牧・ふるさと海岸>>9でふるさと海岸に触れたので調べてみると、こちらもウォーキングコースとして歩きやすくなっていることがわかったため、旧苫小牧川>>33と続けて散歩してみた。>>9は有明町近辺の海だったが、ふるさと海岸はそれより東側、港寄りの高砂・汐見町地区になる。
天気も、晴天とまで行かずとも風はなく波は穏やかで、ゆったりとした散歩が出来た。遠い記憶の荒い海の風景とは違い、しかし砂浜は残されて「遊べる海」となっていた。
右側の水路は吐水口。旧苫小牧川の遊歩道終点から吐水口脇の踏み跡を抜けるとこちらに出る。ふるさと海岸の西側終点になる。
護岸ブロックに石畳の遊歩道が1kmほど、東側の駐車場まで続く。
途中に半円形のテラス状に張り出した広場(写真・遊歩道右側奥)が2ヶ所ほどある。ベンチ等も特に無い広場だが、見晴らし台のような感じだろうか。
砂浜と人工リーフ。漂着ゴミはほぼ皆無だった。
流木は申し訳程度に。
護岸ブロックに岩場のようなものを設けている。渓流のような造形を意識しているのだろうか。
砂浜では火を起こしてBBQも出来るらしいが、片付けの不備などマナーの悪さも問題となっている。
海への張り出し部分。面白そうだと思ったら…
立ち入ることが出来なかった。なんのためのエリアなのだろう…波が荒い時などはわかるのだが。
護岸ブロックの曲線が美しい。こういうブロックがあるのかとちょっと感心した、
従来型(?)の三角波消しブロックの残骸。この型もレトロで味わい深い。
まだぽつぽつとハマナスが咲いていた。
秋めく景色。
駐車場近くまで来た。このようなモザイク画が遊歩道上に点々と施されていて、行く人の目を楽しませる。
浜辺の草むらは原生花園の趣があり、これも都市部の自然の風景である。
地元にもかかわらず特に期待するものもなかった海が、知らない間に整っていて感慨深かった。そして新しい散歩コースを開拓することとなった。
以下はおまけ。
帰路につく途中の文化公園。かなり歩いて疲れかけていたので、これを見た時は「回復の泉!!」と心の中で叫んだ。すっかり気分はRPGである。
真面目にいい休憩になった。ちゃんと噴水が作動しているとは、憩いの場所の役割を果たしている。予算の問題か、または時期的なこともあるのか、設備があっても作動させ(られ)なくなる場所も多いので…
帰路中間地点で腹ごしらえ。行く先ところどころに飲食店があるのは本当に有り難いと思う。最近意識して歩くようになってからは、特にそう感じるようになった。
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#飲食 #公園 #海 #遊歩道 #花
茶房 菊泉
茶房 菊泉函館元町にある古民家カフェである。
初訪は2009年、元町散歩>>27の締めくくり、帰路につく前に何か食べたいと、古き良き雰囲気の家屋に引き寄せられるように入店するとそこが茶房菊泉で、大当たりの素敵なお店だった。
入口には「大正10年築の酒問屋の別宅跡をほぼ昔のままの姿で喫茶店として利用しています」とある。旧酒問屋の主人とその家族の住居として建てられ、1990年(平成2)までは使用されていたが、函館市の伝統的建造物 に指定されたのをきっかけにリノベーションし、2005年から喫茶店として営業を始めたそうだ。
茶房菊泉
近年某アニメの聖地としても話題となっているが、2023年に一旦閉店し現在は運営者が変わってメニューも一新、当記事に掲載のものは提供されていない。内装も変化しているようなので留意いただきたい。当時のメニューは、前運営者が隣の店舗へ移転して提供しており、甘味や看板メニューのくじら汁もそちらで頂けるようにはなっているらしい。
個人的にはあの古民家の雰囲気でいただくお茶や甘味が好きだったので、少し残念ではあるのだが、本来の菊泉別邸の建物と雰囲気がこれからも残っていってほしいと思う。
▼2009年5月
初探訪。昔の茶屋のような趣もある、古民家カフェ。
続き間の和風建築。襖を開け放った大広間にちゃぶ台の座敷席を設けてある。色とりどりの座布団と、吊り雛飾りが可愛らしい。
中心部に囲炉裏が切られている。ぶら下がる鉄瓶、奥の船箪笥様の家具が味わい深い。
いわゆる「おばあちゃん家に来たような懐かしさ」を感じる。そのような家の匂いは古い日本家屋に共通のものだが、なんの匂いなのだろうか。畳や木材、囲炉裏やストーブの火種、襖や着物の繊維質などが混合されたような独特の「昔」の匂い。
火鉢とアンティークなプレイヤーなど、目に映るものすべてが素敵だ。
奥の窓際テーブル席に案内してもらった。
天井取り付けの笠付電灯。模様が良い…
やはり甘味をいただきたいと、お抹茶のデザートセット。
黒ごまアイスとあんみつ、スイートポテトの盛り合わせで、結構満たされた記憶。白玉団子はとうふ白玉。
友人が注文した、季節のパフェ。5月だったので、桜モチーフのパフェらしい。
フルーツたっぷりと、白玉で模られた桜が可愛い。アイスは同じくごまアイス。こちらも美味しそうで目移りしそう。
窓からの景色。坂の街の眺めに、牡丹のような大輪の花がアクセントになっている。
▼2019年5月
再訪が10年後とは、遠方だから仕方ないがかなり開いてしまったものだ。
元町に来たなら、やはりあの時のお店という感じで来てみた。ちょうどお茶休憩もしたかった。
この10年の間に、某アニメの舞台にもなったらしく、聖地巡りスポットとしてポスターが張られていたり、グッズも販売されていたりで目当てと思われる客の姿もあった。なんなら自分もその一人と思われていた可能性もある。
外観は変わらず味わいがある。松に隠れてしまったが、切妻の上部に酒問屋時代の酒樽の看板が掲げられている。
隣の青い建物は当時は別の喫茶店だったが、現在はそちらに元の菊泉の運営が移転し元(当記事写真)のメニューを提供している。ちなみにそちらの建物も函館市の伝統的建造物となっている。
調度品が素敵だ。木彫りの熊もあった。
囲炉裏や火鉢だけでは北の冬は厳しそうだが、こういうものに情緒を感じる自分はやはり日本人なのだなと思わされる。
デザートセットのお抹茶と、やっぱり前回と同じものを注文してしまった。スイートポテトは別の器の出来立て感が良かった。
くじら汁も気になったが、春の陽気の中歩き回ると暑くなるのでやっぱり冷たいものが欲しくなる。
ちゃぶ台の上のけん玉などのおもちゃも遊び心がある。
次訪れることがあった場合、古民家の菊泉の方と、元のメニューを提供してくれるお隣との2軒のハシゴは時間的にも金銭的にも正直辛いので、どちらを選ぶかは悩みどころだ。新メニューの、自分で焼くお団子セットも気になるのでまた菊泉を選びそうな気はするが。
好きだったお店を悩むことなく気楽に利用したいと思うのは、やはり今日においては贅沢なことなのだろうか…
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#飲食 #古建築
道の駅 なとわ・えさん
道の駅 なとわ・えさん▼2009年5月
函館ドライブの際に、こちらで車中泊させてもらった。初訪である。
函館市街地からはかなり距離があり、しかもその翌日再び市街地へ戻るつもりだったため往復走らなければならなかったが、結局車内で寝るには道の駅が無難との結論になった。ちなみにこの時は友人と来ていたため、軽自動車の狭い車内で2人で寝ることに。
今思えば無茶なことをしているし、仲の良い間柄だったとはいえ申し訳ないことをした。体力も気力もまだ十二分にあったから堪えられたが、ある意味これこそ冒険だったかも知れない。無職の暇人に付き合ってくれた友人には今更ながら感謝である。
元は恵山町という町だったが、2004年に近隣の戸井町、椴法華村、南茅部町と共に函館市に編入された。
「なとわ」とは、道南方言で「あなたとわたし」という意味。
すぐ背後には海があり、波の音を聞きながら寝入った。
早朝に軽く散歩し、施設開館前に出発したため静かな時を過ごした。
▼2012年7月
道の駅スタンプラリーを始めたため、再訪。
シーズン中だったため、ツーリング客などもいて賑わっていた。施設の外壁の塗装が綺麗になっていた。
がごめ昆布ラーメン、ちょっと気になる。
施設の外階段を上ると展望台になっており、恵山を望むことが出来る。
砂浜と静かな波打ち際、優しい海の風景。
▼2016年9月
知人らと近辺を探索するため、待ち合わせ場所がここだった。それぞれそれなりに遠方から、しかも日帰りだったため、まだこの頃は体力があった。意気投合するとノリと勢いで中々な無茶をしがちだが、それもまた楽しいと思える頃だった。
時計をよく見てみると、もう少しで暮れるという時間なのがツッコミどころ満載だ。この後に探索をしたので、まあよく無事で帰ってこれたものだ。
2度目のスタンプラリーの最中だったので、ついでにスタンプも押した。
なにかしら名物っぽいものを食べてみようと、昆布ソフトを注文して皆でつついて食べた。
塩っ気があってほのかに昆布味だが美味しかった。塩バニラほんのり昆布出汁味といったところか。
一人一つずつではないのは、行きがけにちょこちょこ食べて空腹ではなかったのと、やはり味がハズレだった場合の保険もあったが(笑)
オススメ出来る一品である。
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#飲食 #海 #道の駅
道の駅 サンフラワー北竜
道の駅 サンフラワー北竜初めて立ち寄った時のインパクトが強烈だった。
ひまわりの町の道の駅なので、そのようなお花畑的(揶揄ではない)な雰囲気を想像していたら、入口の門にまず圧倒される。
突如そびえ立つ中華テイストの双竜の門。なんのテーマパークかと訝りつつ門をくぐると、広い駐車場にオランダ風の大きな建物が現れる。ヒマワリ要素は道端に立つ外灯のオブジェと、建物の塔のマークにほんのりあるくらいである。いや、オランダといえば風車とひまわり畑、またゴッホのひまわりの絵が連想されるのでその世界観を表しているのか、と最近になって気づいた(多分)。
拙著同人誌の道の駅本 には、そこに気づかずにヒマワリ要素は無いと書いてしまった。認識不足だった。許されたし。
これが例の門「北竜門」である。
双頭の竜(東洋の竜だと思うので、龍の字が相応しいかも知れない)が向かい合う門はヒマワリのイメージにミスマッチにも思えるが、北「竜」町なのでまあそうなるだろうか。ただこの振り切ったインパクトのお陰で個性的な道の駅として忘れられない存在感がある。
2017年に道の駅スタンプラリーで訪れた時は、改修工事で施設が休業中だった。
冒頭の写真は2012年のもの。
オランダ風の建物には温泉、ホテル、レストランや売店があり、充実した施設である。
この時のスタンプは、ホテル棟の方で押印出来た。
この北竜門、実は上ることが出来る。
しかしよく見るとこの門、西洋の城郭にも見える。
上って国道方面を見る。竜の圧が強い。
上って建物方面を望む。
改装中の足場が組まれていたので肝心の外観はホテル棟以外は見れなかった。スタンプラリーで短期間で各地を回ると、こんな場面にも出くわすのはあるあるである。
もう一方の顔ドアップ。中々の迫力である。
2019年に立ち寄った時には、カップのひまわりアイスをいただいた。種が入っていて香ばしく美味しかった。
売店ではひまわり油などの製品やお米など北竜産の商品、また黒千石大豆なども扱っている。
離れの24時間トイレも綺麗だったので、休憩に利用しやすい道の駅である。
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#飲食 #道の駅