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ウトロ夕陽台の湯と夕暮れ
ウトロ夕陽台の湯と夕暮れ
>>62知床五湖のあと、ちょうど夕暮れを見るのによい時間なのではないかと、あらかじめチェックしていたウトロの夕陽台展望台に向かおうとしたのだが、どうもキャンプ場の奥に位置するらしく、駐車場も無料なのか有料なのかがわからず、もしやキャンプ客しか行けない場所なのかと思い込み、諦めてしまった。今では図々しく停めて歩いていくところだが(実際キャンプ場入口には停めることが出来る)、当時は小心者ゆえ勝手のわからない場所に飛び込んでいくことが出来なかったのである。今では考えられないが…そんな2006年時の記録である。
ウトロ市街へ戻る途中のフレペの自然センター付近で見かけた。
毛並みの綺麗なエゾシカである。今や北海道内の方方を走り回れば嫌と言うほどシカには遭遇するので、一々止まって撮影することもないのだが。ただこのシカ、翌日にも同じ場所で見たので、観光客からの餌を期待してそこにいるのかなという感じだった。2022年から、国立公園や国定公園内でのヒグマへの接近や餌やりは、違法行為となっている。
他の野生動物に対しても、同様の行為は規制対象となるので、注意されたい。
上の写真はズームで撮ったものだが、それでも距離的には近い方かもしれない。
以前のこととはいえ、車内からの撮影も渋滞や事故を引き起こす原因になるので、走行に注意しつつ程々にしたいと思う。
上記のとおり、展望台を断念し、近くにあった夕陽台の湯で入浴することに決めた。
施設や浴場そのものは小さめだったが、早めの時間だったためか運良く浴室を独り占め出来た。露天も数名入れば満員という大きさだったが、夕陽、とまではいかずとも暮れかけの空を堪能出来た。木々が遮るので見晴らしが良いわけではないが、ウトロ港の海を望むことが出来る。
泉質は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(等張性弱アルカリ性高温泉)。
上がって浴室を出たところで、ポツポツとキャンプ客と思われる人が入ってきた。
やはりキャンプ客が多く利用する浴場らしい。
周辺で食事を取ろうとしたのだが、観光客御用達のお店はほとんどが19時には店じまいをしてしまい、出遅れてしまった。
当時はウトロ市街にはコンビニはなく、ここで途方に暮れることになる。
そして車中泊でと決めていたので、その駐車場所も決めなければならなかった。
今ではコンビニも道の駅もあり、とても便利になって有り難い一方、やはり自然遺産とは…というジレンマが湧く。
実に勝手なものだ。
ひとっ風呂浴びて気分も良くなったところで、とりあえず海沿いを走る。良い色に暮れてゆく。
こんな景色を見ることが出来たのだから、満足とするべきなのだ。そのまま成り行きで、知床峠を走り、翌日行くつもりだった羅臼側へ。そこでようやくコンビニを見つけ、車内で急ぎ食事を取るものの、当時は体調にすぐれないことが多く胃痛を覚えてしまった。そして駐車場所もかなり悩んだ記憶がある。羅臼の道の駅は駐車場もさほど広くないため満車状態、知床峠の駐車場も妙に落ち着かず、今思えばもっとも落ち着かないのではないかと思われる、峠羅臼側入口の湯の沢というパーキングに停めることにした。灯りもほぼ無いに等しく、設置されているトイレも衛生的にどうなのか。クマも出そうな雰囲気だった。
そして極めつけは道路を挟んだ向かいに、あの「知床観光ホテル」があった。昭和に建てられた老舗ホテルで、廃校のような外観だったため界隈では有名な場所だったが、2006年当時はまだ営業していたらしい。設備は老朽化していたが、安価で温泉は好評だったという。後年は観光玄人やライダー向けだったようだが、2010年に廃業し、今では更地になってしまった。翌朝明るくなってから気づいたくらい、ホテルの灯りも点いていたのかわからずまるで存在を感じられなかった。
そんなホテルのすぐ側で車中泊していたとは、今となっては少し勿体ない感じもするが、当時はまだ明確な廃墟趣味は無く、如何にもという場所に単独で泊まるのは無料か有料かわからない場所に入り込むよりももっと怖かった、のだろう。どう見ても不気味な外観ではあった。
そもそも当時は車中泊ビギナーで、就寝する時につけるべきカーテンやシェードなどの目隠しがなく、それが何処へ行っても落ち着かない原因だったのではと思う。何度でも言うが今では考えられない。
誰もがビギナーの時期はあったさと、恥ずかしながらも懐かしく思う。
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#温泉 #海
羅臼海岸の野湯
羅臼海岸の野湯>>65フレペの滝を見たあと、いよいよ羅臼側へ。
昨晩から何度往復したのだろう、知床峠>>64を再度横断し、羅臼の海岸沿いを北上した。ひかりごけの洞窟を見たかったのだが、なんとなく走っていると見落としてスルーしてしまったため、それならこのまま果てまで走ろうと上の写真の位置まで来た。
相泊(あいどまり)という地区で、漁港を通り過ぎるとクルマが進める地点はここで終了。ここから先は浜辺に漁業関係の番屋や小屋が並ぶ。海岸トレッキングで徒歩で向かう人もいるらしい。
ウトロ側だとクルマで入れるスポットは、カムイワッカ湯の滝より先の知床大橋までだが(時期による)、緯度的にはこちらの方が北側、奥地となる。
橋を渡った地点でUターンし、来た道を戻る。以下2006年の記録である。
一応男女の仕切りはあるようだが、海側からは見えてしまうようだ。
入浴するつもりはなかったので覗きに行くのも控えたが、浜辺に湧く露天風呂で、湯温は熱め。海が時化ると海水を被ったり玉砂利で湯船が埋まって使えなくなるため、地元漁師の方が常に整備・管理をしているとのこと。
無料で入浴できるが先の理由で入れないこともあり、入浴期間は夏季のみで限定的だと思われる。場合によっては囲いも無い本当の露天(野天)風呂となり、通行人に見られることになりそうだ。
元々地域住民のための温泉なので、利用するならそのつもりで臨む必要がある。
目の前が海なのに、直ぐ側では熱い湯が湧くとはなんとも不思議。
どちらが良い悪いではないが、ウトロ側の、雄大で美しい自然を前面に出したイメージとは対照的で、大変興味深い。
こちらも相泊と同様、熱い湯だが、満潮時には海水で埋まってしまう。ここは囲いが一切無いため、入浴の心理的ハードルは一気に上がる。しかし360°の海と陸、空とのパノラマの中の湯浴みは素晴らしいものだろうと思う。
無料となっているが個人所有の温泉のため、管理者に断った上、お気持ちを渡して入浴するのがよいだろう。
濱澤水産/瀬石温泉
『北の国から2002 遺言』のロケ地として使用されたことでも有名な温泉だ。
当時はこのような野趣あふれる温泉が大変めずらしく、全国的にも注目を浴びたものと思われる。
左側にはオッカバケ漁港の灯台。
この辺りの代表的な海産物は昆布、鮭、ウニとのこと。
ネタではなく、本当のことである。40年ほど前にこの家にヒグマが侵入、家財や食料品を荒らされた。住人家族が就寝中だったがそれに気付き全員2階に避難、幸い死傷者はなかったが1時間ほど居座られ恐怖の時間を味あわされたという。現場には空になった酒の一升瓶が転がっており、クマがラッパ飲みしたのではと言われている。
隣に同名の民宿があり、許可を得れば家の内部を見学出来るそうだ。
本当に熊が入った家
上の写真は2006年時だが、今はこれより老朽しているかもしれない。
熊害事件は開拓時には三毛別事件などもあり多発していた印象だが、その後はワンゲル部事件の他は死傷事件はあまり聞かなかった。現在また頻発しており、しかも死亡事件が多い。東北地方では、比較的大人しいと言われていたツキノワグマですら、である。
椿事ではなくなりつつあるのがとても怖い。
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#海 #温泉