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スイーツから廃墟まで。北の国からお送りする日常ゆるゆる探検。2009年から始めた前ブログの記事を再編、移植しています


全年全月28日の投稿(時系列順)3件]

2024年8月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

焼肉 金剛園

焼肉 金剛園

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苫小牧の老舗焼肉店。分店や系列店もいくつかあるが、当方、焼肉といえばたいていこの金剛園を利用している。
遡ると2009年の古い写真も残っていたので、グルメ記事としてこちらに上げておく。

記事とはいえ、グルメに関しては食べログやGoogleばりの詳細なレビューを書くつもりは無いので(書いたことも無い/大体「美味しい」で済ませてしまう)、筆者が個人的に懐かしんで反芻するためのものになる。情報は撮影当時のものになるため、もし興味を持たれることがあれば、最新情報 を確認願いたい。


▼2009年・金剛園 本店にて

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20240828025359-admin.jpg石焼ビビンバ。ランチメニュー。

202408280253591-admin.jpgおこげが美味しい。

202408280253592-admin.jpgデザートのシャーベット。

20240828025413-admin.jpg別の日に焼肉メインで。

202408280254131-admin.jpgピンボケしたがナムルとホルモン。
こちらのホルモンは比較的小粒で食べやすい。大粒が飲み込めない筆者には有り難い。

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▼2016年・初代牛タン 赤兵衛にて

本店の敷地内にある別棟のお店。
厚切りの牛タン定食が食べられる。

202408280254481-admin.jpg食べごたえのある牛タンと麦飯、テールスープ。

20240828025448-admin.jpgテーブル上の呼び鈴がおしゃれ。アイアンメイデンではない


▼2019年・金剛園 和み亭にて

有明町の分店。ランチでも利用したことがあるが、この時は時間限定食べ放題で利用した。
サラダバーの種類が豊富で、彩りよく美味しく食べられる。

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202408280254292-admin.jpg壺漬けカルビ。これは美味しかった。
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#飲食

道央,苫小牧

苫小牧・有明の海

苫小牧・有明の海

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以下、2006年4月に撮影したものである。
この年、苫小牧沖で大型船が座礁し、その船がまだ沖に居るとのことで、野次馬根性を起こして見に行ったことがあった。
これらはその時の写真だったらしい。以前の当ブログにそう書いてあり、もう20年近くも経てばそんなエピソードは忘却の彼方である。
記録することでかろうじて思い出すことが出来ているのは、不幸中の幸いかもしれない。

その事故は、苫小牧港管理組合の2006年のニュース に記録がある。

○ 外航船人工リーフで座礁
 3月29日午前4時ころ、苫小牧沖で沖待ちをしていた貨物船が、強風を受け市内元町付近で人工リーフに乗り上げ座礁しました。
 ※人工リーフ=自然石などを使った人工的な暗礁・離岸提など。

おそらくこのことだろうと思われる。

先日も港でフェリーが座礁したり、過去にはイルカが打ち上げられたりなど、度々苫小牧の海ではなにかしら発生している。

元々、周辺の海は浜から遠くない場所で突然深くなるそうで、海水浴には向かないと言われている。
また、真偽の程は不明だが、港を造成してから波が荒くなったという話もあり、いずれにしても以前から遊泳は出来ない海だ。

海のある町で生まれ育った身分なのに、海に対する憧れが強い。
以前キャンプで行った、潮干狩りなど水遊びが出来る海や、夏の積丹のような美しい青い海が自分の中の手前勝手な理想なのだろうと思う。

撮影時からさらに以前に、なんの気まぐれか、母と一緒に同じこの浜に来たことがある。
当時は砂浜で、漂着ゴミや流木などが溢れていたが、波打ち際で足のみ浸したり、浜辺の大きな石が簡単に波に攫われていくのを見て自然の力に感心したりと、地元の浜でもそれなりに楽しんだこともあった。当時と同じ場所に久方ぶりに来た形になる。

砂浜はなだらかな消波ブロックで固められ、綺麗に舗装された遊歩道が整備されていた。流木らしきものは点在するが、ゴミは無くなっていた。すっかり変わった景色に驚かされた。
平成になってから、傾斜を緩やかにする護岸工事が入り、近辺の沖に人工リーフを設置したり(これが先の座礁の原因にもなっているようだが)と、荒天時の波や騒音を和らげたりという効果が期待されているらしい。

国土交通省北海道開発局 室蘭開発建設部 海岸保全施設の整備

砂浜が無くなったのは残念だが、波の穏やかな時は波打ち際まで下りられるようなので、より安全に海と地域の人との共存を目指しているといったところだろうか。

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202408281809472-admin.jpgちょうど中心に見えるのが座礁船。

202408281809475-admin.jpgこの橋は、Googleの航空写真を見るに今は無さそうだ。
写真だと看板の字が読めず、何のためのものかはよくわからなかった。

202408281809473-admin.jpg途中まで橋を下りてみたが、そのまま海に出る作りになっていた。

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近年、ふるさと海岸>>34やキラキラ公園も整備されたことで今までの苫小牧の海とは違う姿が見られそうだが、静かな場所の方が性に合っているためなかなか足を運べずにいる。


※写真のサイズが小さいものは、最初に使っていたamebloの仕様でアップ可能なサイズが限られていたためにリサイズしたものです。
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#海

道央,苫小牧

2024年10月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

炭鉱メモリアル森林公園(旧三菱美唄炭鉱跡)

炭鉱メモリアル森林公園(旧三菱美唄炭鉱跡)

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炭鉱遺産に興味を持ち、初めて訪れた場所がこちらの炭鉱メモリアル森林公園である。
元々は三菱美唄炭鉱の跡地で、1対2基の立坑櫓と、それらを操作する開閉所、原炭ポケット、そして封鎖された通洞坑が残されている。これらは炭鉱閉山後に美唄市へ譲渡され、遺産として公園整備されて残っている。施設群は外観のみだが自由に訪れ見学することが出来る。

あくまで森林公園なので、季節によって見やすさは変わる。今まで春、夏、秋と探訪したが、原炭ポケットや坑口などは夏は草木に埋もれて全景を見れないこともある。そんな状態でも自然に還る廃墟美的な魅力があるが、遺産として見物するならやはり春か秋だろう。


▼2009年6月

20241028011236-admin.jpg初探訪。市街地からはかなり離れた山間部の森林地帯になる。空知地方の炭山は内陸部のため、閉山し街も消えれば元の深山に戻る。
奥に見えるのは原炭ポケット。三井美唄二坑>>45のものに比べて形も異なれば規模も大きい。

202410280112361-admin.jpg横に目をやれば2つの赤い櫓が見える。
芝刈りの跡が見られるので、最低限公園としての整備はされている。

202410280112362-admin.jpg当時は公園の案内図があった。こちらは現存しない看板だ。

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202410280112364-admin.jpgビルのような大きさの原炭ポケット。北海道に現存するものでは最大級のものだそうだ。
この規模の建造物が草木に埋もれているのもまた圧巻ではある。

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2024102801123612-admin.jpg立坑櫓の横にある開閉所の建物。電気系統を制御、操作する場所だったが、設備は撤去され内部は空の状態である。普段は立ち入ることは出来ない。

202410280112366-admin.jpgすぐ横に設置してある看板。

202410280112367-admin.jpg炭鉱現役時の写真が掲載されている。
原炭ポケット、三菱のスリーダイヤの建物、当時の炭鉱駅だった常盤台駅など。右写真にはかろうじて立坑櫓らしき姿も見える。張り巡らされたベルトコンベアの建物など、この山間部がこんなに開けていたのかと只々驚く。

2024102801123611-admin.jpg立坑櫓から道なりに奥へ進むと、コンクリ製の物体が木々の間から覗く。

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2024102801123610-admin.jpg2連の坑口「通洞坑」である。左側には三菱のスリーダイヤが掲げられている。


▼2011年6月

202410280125247-admin.jpg何故かまた6月に来ていたらしい。

20241028012524-admin.jpg立坑はそれぞれ上風坑、下風坑と呼ばれていた。人員の出入りと排気は上風坑から行われていたらしい。入気は下風坑からか。
櫓は操業当時は緑色だったようだが、新築当時は赤色だったため元の色に戻し塗り替えたらしい。森の中では不自然なほどだが、それくらいの色でなければこの場所の存在をアピール出来ないかもしれない。

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202410280125243-admin.jpg原炭ポケットは、以前よりも更に緑に埋もれているように感じた。


▼2019年5月

202410280131422-admin.jpg春に来たのは初めてだ。晴れていたこともあって青い空に櫓の朱が映える。見通しも良い。

2024102801314212-admin.jpg市で建てられた新しい看板。実は2011年時点で既に掲げられていた。写真も交えてわかりやすくなっている。

202410280131424-admin.jpg原炭ポケットの足元が見えている。石垣のようなものもあったとは知らなかった。

202410280131423-admin.jpg公園内には桜の木もあったのだ。咲いているのを見て初めて知った。

202410280131425-admin.jpg写真下に上部分しか写っていないが、立坑櫓のふもとには安田侃作品の黒い『妙夢』(札幌駅にある白い彫刻と同型)が設置されており、より公園らしくなっていた。

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202410280131427-admin.jpg春の日差しを浴びて気高く立ち続ける。滑車(ヘッドシーブ)部分もよく見える。

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2024102801314210-admin.jpgこぶしの花も咲いていた。意外と花の名所なのかも知れない。

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202410280131421-admin.jpg通洞坑も全体がはっきりと見えた。三菱マークも健在だ。
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#公園 #花 #廃 #古建築 #炭鉱

道央,美唄