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スイーツから廃墟まで。北の国からお送りする日常ゆるゆる探検。2009年から始めた前ブログの記事を再編、移植しています


2025年8月の投稿18件]4ページ目)

2025年8月3日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

フレペの滝(乙女の涙)

フレペの滝(乙女の涙)

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>>64知床峠の展望台から羅臼へ向かおうとしたが、まだ時間に余裕があるのでウトロ方面に戻り、フレペの滝を見に行くことにした。
知床観光船>>61から見た、断崖を落ちる別名・乙女の涙を陸地から見ることにする。

知床峠と知床五湖〜岩尾別方面への分岐にある自然センターに駐車し、滝へ向かう遊歩道を散策する。
距離的には1km程度、往復2kmで見学時間を入れても1時間程度で戻ることが可能だ(冬期は別)。足元は少なくともスニーカー着用で。ほぼ平坦な道だが例外なくクマ等出没の危険性はあるため、ルールの確認と落ち着いた行動を心がけたい。詳しくは知床自然センターのサイト にて。

以下2006年の記録である。

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202508020131165-admin.jpg周りは灌木などで見通しの良い景色が続く。
彼方に灯台が見えるが、行けるのだろうか。

202508020131166-admin.jpg振り返って知床連山を眺めつつ。

202508020131167-admin.jpgフレペの滝展望台。この看板はここを含む知床八景と呼ばれる場所に立っていたが、今でもあるのだろうか。

202508020131168-admin.jpg展望台からの眺め。晴天の下では海の色が際立つ。


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2025080201311611-admin.jpg海上から見るのとはまた違った迫力、スケール感だ。

2025080201311610-admin.jpg地形のため、見えるのは滝の上部のみだが、水量と勢いがある。
羅臼岳の伏流水が、地中を通って流れ落ちる。何年かかって地表に出てくるのだろう。

2025080201311612-admin.jpg深く切れ込んだ入江の海岸線。

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2025080201311614-admin.jpgカモメが行き交う断崖。すっかり住処である。

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2025080201311616-admin.jpg遊覧船か、小型船も行き交う。

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2025080201311620-admin.jpgこちらは、滝の落ちる真上あたり。
足元の地中を滝の水が流れていると思うと、ちょっとワクワクする。

2025080201311621-admin.jpg灯台が間近に見えてきた。

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2025080201311626-admin.jpgナミキソウというらしい。遊歩道のあちこちに見られた。

2025080201311623-admin.jpg宇登呂灯台への道。この道は残念ながら立入禁止となっており、灯台へ辿り着くことは出来なかった。

2025080201311624-admin.jpgこれは北海道ならではの風景かもしれない。

2025080201311625-admin.jpg上の写真を見ると閑散としていそうだが、実際は結構人が多く、展望台は順番待ちだったり遊歩道の場所によっては行列が出来たりと、家族連れも多く賑わっていた。暑さと疲れでぐずっていた子供もいたが、雰囲気的には心細さもなく安心ではあった。

適度な運動と、雄大な自然を満喫出来た。
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#花 #滝 #遊歩道

道東,斜里

知床峠からの羅臼岳

知床峠からの羅臼岳

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>>63の翌朝、パーキングのトイレを使うのが憚られたため、知床峠の展望台のトイレを使わせてもらおうと、再び戻ることにした。
途中、パーキング近くに有名な野湯、熊の湯があったが、通り過ぎてから気づいたのと、昨晩夕陽台の湯を利用したのでその時はパスした。この数年後に知床を再訪した時にはしっかり入浴させてもらったが、その件はいずれ別の機会に記したい。

朝8時頃だったが、展望台に着くと既に満車状態で、空いた時を見計らって駐車させてもらった。
トイレはさほど広くなかったが(2006年時)、そこそこ長い峠道では有り難いものだろうと思う。

そして、昨晩は暗くて景色がわからなかったが、朝の明るい視界に広がるのが上の景色、羅臼岳である。
昨日の知床五湖>>62では雲に覆われていて全貌が見えなかったが、ここに来て見事な山容を拝めるとは思わなかった。7月だったが頂上の方と麓にうっすら、残雪があった。

202508020131161-admin.jpg来た方角、羅臼側では海が望めるが、彼方に島影が。国後島である。
かなりくっきりと見ることが出来、驚いた。

202508020131162-admin.jpg羅臼岳の裾野はハイマツの海である。

202508020131163-admin.jpg深い緑に見とれてしまう。背後に連なるのは硫黄山までの連山だろう。

羅臼岳は日本百名山の一つだそうだ。標高は1,661m。
筆者の体力では登るのは叶わなそうだ。以前は登山も趣味にしたい時期もあったが、最近は遠くから眺めるだけで満足しつつある。
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#山

道東,羅臼

2025年8月1日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

ウトロ夕陽台の湯と夕暮れ

ウトロ夕陽台の湯と夕暮れ

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>>62知床五湖のあと、ちょうど夕暮れを見るのによい時間なのではないかと、あらかじめチェックしていたウトロの夕陽台展望台に向かおうとしたのだが、どうもキャンプ場の奥に位置するらしく、駐車場も無料なのか有料なのかがわからず、もしやキャンプ客しか行けない場所なのかと思い込み、諦めてしまった。今では図々しく停めて歩いていくところだが(実際キャンプ場入口には停めることが出来る)、当時は小心者ゆえ勝手のわからない場所に飛び込んでいくことが出来なかったのである。今では考えられないが…そんな2006年時の記録である。

20250731234655-admin.jpgウトロ市街へ戻る途中のフレペの自然センター付近で見かけた。

202507312346551-admin.jpg毛並みの綺麗なエゾシカである。今や北海道内の方方を走り回れば嫌と言うほどシカには遭遇するので、一々止まって撮影することもないのだが。ただこのシカ、翌日にも同じ場所で見たので、観光客からの餌を期待してそこにいるのかなという感じだった。

2022年から、国立公園や国定公園内でのヒグマへの接近や餌やりは、違法行為となっている。
他の野生動物に対しても、同様の行為は規制対象となるので、注意されたい。

上の写真はズームで撮ったものだが、それでも距離的には近い方かもしれない。
以前のこととはいえ、車内からの撮影も渋滞や事故を引き起こす原因になるので、走行に注意しつつ程々にしたいと思う。


上記のとおり、展望台を断念し、近くにあった夕陽台の湯で入浴することに決めた。

202507312346552-admin.jpg施設や浴場そのものは小さめだったが、早めの時間だったためか運良く浴室を独り占め出来た。
露天も数名入れば満員という大きさだったが、夕陽、とまではいかずとも暮れかけの空を堪能出来た。木々が遮るので見晴らしが良いわけではないが、ウトロ港の海を望むことが出来る。

泉質は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(等張性弱アルカリ性高温泉)。

上がって浴室を出たところで、ポツポツとキャンプ客と思われる人が入ってきた。
やはりキャンプ客が多く利用する浴場らしい。

周辺で食事を取ろうとしたのだが、観光客御用達のお店はほとんどが19時には店じまいをしてしまい、出遅れてしまった。
当時はウトロ市街にはコンビニはなく、ここで途方に暮れることになる。
そして車中泊でと決めていたので、その駐車場所も決めなければならなかった。

今ではコンビニも道の駅もあり、とても便利になって有り難い一方、やはり自然遺産とは…というジレンマが湧く。
実に勝手なものだ。


202507312346553-admin.jpgひとっ風呂浴びて気分も良くなったところで、とりあえず海沿いを走る。良い色に暮れてゆく。

202507312346554-admin.jpgこんな景色を見ることが出来たのだから、満足とするべきなのだ。

そのまま成り行きで、知床峠を走り、翌日行くつもりだった羅臼側へ。そこでようやくコンビニを見つけ、車内で急ぎ食事を取るものの、当時は体調にすぐれないことが多く胃痛を覚えてしまった。そして駐車場所もかなり悩んだ記憶がある。羅臼の道の駅は駐車場もさほど広くないため満車状態、知床峠の駐車場も妙に落ち着かず、今思えばもっとも落ち着かないのではないかと思われる、峠羅臼側入口の湯の沢というパーキングに停めることにした。灯りもほぼ無いに等しく、設置されているトイレも衛生的にどうなのか。クマも出そうな雰囲気だった。

そして極めつけは道路を挟んだ向かいに、あの「知床観光ホテル」があった。昭和に建てられた老舗ホテルで、廃校のような外観だったため界隈では有名な場所だったが、2006年当時はまだ営業していたらしい。設備は老朽化していたが、安価で温泉は好評だったという。後年は観光玄人やライダー向けだったようだが、2010年に廃業し、今では更地になってしまった。翌朝明るくなってから気づいたくらい、ホテルの灯りも点いていたのかわからずまるで存在を感じられなかった。
そんなホテルのすぐ側で車中泊していたとは、今となっては少し勿体ない感じもするが、当時はまだ明確な廃墟趣味は無く、如何にもという場所に単独で泊まるのは無料か有料かわからない場所に入り込むよりももっと怖かった、のだろう。どう見ても不気味な外観ではあった。


そもそも当時は車中泊ビギナーで、就寝する時につけるべきカーテンやシェードなどの目隠しがなく、それが何処へ行っても落ち着かない原因だったのではと思う。何度でも言うが今では考えられない。

誰もがビギナーの時期はあったさと、恥ずかしながらも懐かしく思う。
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#温泉 #海

道東,斜里