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スイーツから廃墟まで。北の国からお送りする日常ゆるゆる探検。2009年から始めた前ブログの記事を再編、移植しています


カテゴリ「苫小牧」に属する投稿(時系列順)22件]

樽前ガロー

樽前ガロー

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苫小牧市西部の郊外にある景勝地。長らく市内に居住しているなら一度は聞いたことのある場所なのではないだろうか。
東部にはウトナイ湖>>14があり、そちらでは以前から観光ホテルやボウリング場等(双方現存しない)が建ち、現在ではラムサール条約に登録されたり道の駅が開設されたりと観光の拠点となっているが、こちらの樽前地区に関しては、一時期樽前ハイランド等の遊園地が賑わったものの、撤退後は他に大きな開発の手が加わらず、樽前山の麓、点在する沼地やこのような特徴的な景観ポイントを残すのみである。

樽前ガローは、樽前山などの支笏火山の溶岩を川の流れが浸食して形成された幅狭の渓谷である。「ガロー」とは、両岸が切り立った崖になっている場所を指し、東北方言ともアイヌ語とも言われているが詳細は不明。

筆者は2006年にふと思い立って足を運んだが、下調べも不十分だったため見所がいまいち分からず、樽前川上流側の古いガロー橋から眺めるに留まっていた。

これは個人的な子供の頃の記憶だが、親の会社の親睦会だったか数家族と連れ立って樽前ハイランドを訪れたことがある。その帰りに深い渓谷の下に降りて、皆でザリガニを捕ったことがあるのだが、その渓谷がどこだったのか、親に聞いても分からず、ずっと気にかかっていた。当時のハイランドの周辺にそういった地形は樽前ガロー以外に見当たらないので、ガローのどの辺りだろうとよくよく調べると、もう少し下流側に駐車スペースと別に橋があり、崖下に降りられるポイントがいくつかあった。
長靴やカメラ等を準備し、危険も承知の上できちんとした形で再訪したのは2020年夏。ようやく記憶の景色に辿り着くことが出来た。

しかし奇しくもその後、岩盤崩落の危険のため、下に降りることは禁止となってしまったようだ。支笏湖の苔の洞門しかり、樽前山の溶岩ドーム内側しかり、自然現象が理由で一度立入禁止になるとほぼ解禁されることはない。
素晴らしい自然景観の場所なので、末永く保たれて欲しいが、そこに身を置いて楽しむことが出来なくなるのは甚だ残念でもある。

瀬戸際のタイミングであの頃の記憶に再会出来たのだと思えば、大変幸運だったと言うべきだろうか。


▼2006年5月

202408120107084-admin.jpgこの案内板は撮影当時のもの。現在は新しい看板が立っているのでおそらく現存しないと思われる。

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202408120107082-admin.jpg当初は上流側のガロー橋から眺めていた。かなり古い橋だ。

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202408120107081-admin.jpg水量はそれなりにあるが狭い。内壁一面に苔が繁茂する。
ここだけ見ると降りて遊べるような場所ではない。

202408120107087-admin.jpg更に上流側へ行くと湧水の場所があった。
時々汲みに来る人がいるようで、現在はもっと汲み口が整備されているらしい。


▼2007年7月

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202408120139171-admin.jpgこの時は水量と勢いが凄かった。


▼2009年1月

202408120146303-admin.jpg冬のガロー橋。

202408120146302-admin.jpgこうして見ると、浸食の過程を見ているようだ。

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202408120146301-admin.jpg変わらないように見えるが、確実に変わっていっているのだろう。


▼2014年9月

20240812015208-admin.jpg駐車スペース近くにある取水地(だと思われる)。古さを醸し出す趣のある施設だ。

この時に初めて駐車スペースと下流側の樽前ガロー橋の存在を知った。
写真が何故かこれしか見当たらないので、準備不足を悟って程々に撤退したのだろうと思う。

ちなみにこの頃にはコンデジを卒業し、デジイチ持ちで撮るようになっていた。


▼2020年8月

20240812015533-admin.jpg樽前ガロー橋から。今更ながらやっと見つけた感があった。

最も知られているであろう降り口から降りたが、ロープが設置してある崖となっていた。
個人的には危険度はそこそこだったが、散歩気分で降りられる場所ではないことは確か。

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202408120155334-admin.jpgかなりの既視感。やっと再訪出来た喜びと懐かしさが込み上げた。
今でもザリガニはいるのだろうか…

202408120155335-admin.jpg撮影しているともやが立ち込めてきた。

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202408120155338-admin.jpg際の方は浅いが、中程に行くにつれ深くなる。長靴でも厳しい。
向こう岸に行きたくもあったが、水量と流れもそれなりにあるので無理しないでおいた。

202408120155339-admin.jpgふかふかしていそうな苔の絨毯。触れるのは程々にした。

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2024081201553312-admin.jpg少し上流側の入渓ポイント。

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2024081201553318-admin.jpg石垣の石組みのような岩壁。

2024081201553317-admin.jpg幽玄の世界。

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2024081201553321-admin.jpg広角で。

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2024081201553324-admin.jpg上から。擦れ擦れまで踏み出すと崩落の危険があるので程々にした。
結構な高さがあるので、撮影に夢中になると危ない。
それくらいの魅力のある景色だった。

願いは叶ったので今後そこまで足を運ぶことはないだろうが、貴重な景色を堪能出来、満足している。
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#河川 #湧水

道央,苫小牧

苫小牧西部の沼

苫小牧西部の沼

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苫小牧の地名はアイヌ語の「トー・マコマ・ナイ(沼・後ろ・川)」「トー・マコマイ(沼の・マコマイ川(旧苫小牧川>>33か))」等諸説あるが、いずれも沼にちなんだと思われるとおり、市街地の周辺には有名無名の沼地が点在する。ちなみに西部地区にはかつて佐羽内沼があり、市民の憩いの場でもあったが、苫小牧川の治水工事のため埋め立てられた。現在は山手町の宅地になっている。

2008年頃は地元周辺を様々ドライブしていた。ちょうど自分自身の仕事などに不安を抱えており、そんなストレスをかき消すかのごとくインターネットで様々な情報を得ることが楽しかった時期でもあった。その頃に出会った個人運営のサイトはどれも刺激的で面白く、新鮮だった。特に北海道内、地元の周辺を探検して情報を綴っているサイトには大いに興味を引かれた。
しかし今ではそれらのサイトの多くは既に閲覧不可(または更新停止)となっている。

苫小牧の沼に関しては、無難に行けそうな西側の4ヶ所ほどに足を運ぶことが出来、写真も残っていたのでここに載せておく。
※錦大沼は別のエントリーで紹介予定。


▼2008年9月 口無沼

当時口無沼へは、支笏湖通と呼ばれる国道276号から、丸山遠見への入口看板がある分岐へ入るルートが最も知られていた。
この時もそのルートで辿り着いたが、現在は丸山遠見も望楼には立ち入れないためか、いつ通っても入口分岐はゲートが閉じられているので車で辿り着くのは今では難しくなってしまった。
二輪もしくは歩いて行けないこともなさそうだが、国道から3km程になるのと何よりクマの出没が怖い。
支笏湖通以外にも沼へ繋がる林道はあるが、どこも入口ゲートは閉じられているようだ。

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202408150129491-admin.jpg桟橋がある静かな佇まいの沼だった。
流入出する川が無いことから、口無沼と呼ばれる(実際には北側の湧水から流れ込んでいるらしい)。


▼2008年10月 マッカ沼

樽前SAと、オートリゾートArtenの間に位置する沼だが、夏場は道路から沼の姿を確認するのが困難なのではないか。地図で見ると、沼の一部が苫小牧の市章の形になっている。昭和の頃に観光開発の手が入っていたが、頓挫したようだ。
探訪当時は秋だったので少しの藪漕ぎで見ることが出来たが、家電が投棄され、水面に藻が繁茂し水質も濁って見えてお世辞にも綺麗とは言い難かった。

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202408150130542-admin.jpg向こう岸の紅葉は美しかっただけに、残念。

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20240815013054-admin.jpg市章の部分。釣り堀になる予定だったようだ。


▼2009年1月 観音沼

2009年の樽前ガロー>>2の帰りに、よく分からず道沿いの看板が気になって立ち寄ったら、へら鮒の釣り場となっている沼が見えた。
ここは近くに観音寺があることから、観音沼(または地蔵沼)と呼ばれている。

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20240815013123-admin.jpg冬なのであいにく釣り客の姿も無かったが、暖かい季節も良い景色の行楽地になるのだろう。


▼2009年4月 タネト沼

こちらは春先に訪れたが、笹薮が深く探索ビギナーとしてはそれなりに苦労した。
よくよく思えば、ここはかつてのレジャー施設、TBS樽前ハイランドの跡地なのである。以前もハイランド跡地に行けないかと調べていたが、入口の柵の向こうは管理されており防犯設備もあるということで、無茶はしていなかった。それだけのリスクを冒してまでも見るべきものはなさそうだったというのもあるが。
そもそも柵の向こうにはゴルフ場の施設もあるので(元々は同じくTBS系が開業している)、ガードが固いのは当然といえば当然なのだが。

藪漕ぎの末に眼前に現れた広大な沼に、子供の頃に見たピンクフラミンゴの群れを重ね合わせた。そして沼のほとりに巡らされた舗装路は、ゴーカートコースだ。樽前ハイランドは、タネト沼とその周辺に施設を展開させていたのである。

※追記(2024.09.16):空中写真閲覧サービスの1975年のタネト沼周辺を見ると、タネト沼の南側に遊園地があり、ワカサギ沼の方に施設を展開していた様子が見られる。フラミンゴの居た沼は、ワカサギ沼の方ではないかとも思われるので、念のため記しておく。

沼目当てが、予てより行きたかった場所に無意識に辿り着いていたという、個人的に印象深い探索だった。

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202408150131548-admin.jpgこの道なき道を進んだ。笹以外の枯れ草の道は比較的歩きやすかったが。

20240815013154-admin.jpgこちらにも柵が巡らされていたが、ゴルフ場との境界だったのかも知れない。

202408150131541-admin.jpgこの建物がランドマークだったが、今でもあるのだろうか。

202408150131542-admin.jpg見えてきた。

202408150131543-admin.jpg沼の南岸の道。ここで大きなオスジカに遭遇して驚いたのを覚えている。

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202408150131545-admin.jpg樽前山をバックに、とても美しい沼の景色が広がっていた。
TBS系列の企業が展開していた施設らしく、TVCMで沼に躍るフラミンゴの映像が度々流されていたのを覚えている。

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202408150131547-admin.jpgゴーカートコースの舗装路。沼が目的だったので深追いしなかったが、これを辿るとアーチの遺構も見られたらしいので今思えばもう少し欲張ればよかったかも知れない。

※追記(2024.09.16):更新当初紹介していたサイト様がリンク切れとなっていましたので、関連文章ごと削除して再編しました。
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#湖沼

道央,苫小牧

苫小牧・金太郎の池

苫小牧・金太郎の池

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過去と現在の姿がこれほど変わった公園施設はないだろうと思う。
とはいえ、当方は以前の写真を持っておらず、またざっと検索してみても見つからなかったため、ここで比較は出来ないのだが。

隣接する緑ヶ丘公園>>11と並ぶ市民の憩いのスポットである。厳密に言えば、金太郎の池は緑ヶ丘公園の一部であり、更に奥の森林区域に遊歩道が伸びる高丘森林公園>>7と併せて一帯が広大な公園施設となっている。

個人的には、子供の頃の遠足などレクリエーションで利用したのはもっぱら緑ヶ丘公園の方で、横幅の広いジャンボ滑り台が有名だったため知名度も圧倒的にそちらの方が優勢だった。今では展望台も設置され、支笏湖通からもその姿を確認出来るランドマークである。
片や金太郎の池は、元々は森林区域の奥にひっそりと佇む池で、知る人ぞ知るスポットだったような気がする。学校の遠足スポットだったという話もあるが、筆者の学校では記憶にない。筆者自身は小学生の頃、同級生数名で連れ立ち、筆者の父がクルマを出して皆で乗り合わせて訪れたことがあった。記憶に間違いなければ駐車場から5分程、林道のような道を歩くと池に辿り着き、秘密基地のように感じられ心が躍った。1980年代のことである。

それからしばらくして、幹線道路から長いアクセス路が伸び多くの台数を収容出来る駐車場も出来、ひっそり池は外周約1kmの、手漕ぎボートも漕ぎ出せる広大な池へと変貌した。子供向け遊具や丘の斜面を利用した滑り台、BBQのレストハウスなどが作られ、緑ヶ丘公園同様多くの市民が訪れる憩いの場となった。

なんだかんだと今では筆者も時々訪れ、ウォーキングコースとして利用しているが、あの頃のひっそり池の姿が見られなくなったことに少し寂しさを覚えていた。しかし実は、池の奥の方にこれまたひっそりと以前の姿を止めて残されていたのである。


▼2005年8月

池が今の姿になってから、この時初めて撮影した。

20240822015754-admin.jpg木々の木陰が色濃い夏景色。

202408220157542-admin.jpg八つ橋が健在だった頃。

202408220157543-admin.jpgここには色々な鳥がいるが、特にカモメの姿が目立つ。

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202408220157541-admin.jpgカモも数種類いる。

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202408220157547-admin.jpg橋と東屋。すっかり綺麗な公園の姿になった。

2024082201575413-admin.jpg木を囲む円形ベンチ。

202408220157548-admin.jpg足はピンクだけど、目つきが鋭いのでウミネコかも知れない。

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2024082201575410-admin.jpgカルガモ親子が可愛らしい。

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2024082201575412-admin.jpg様々な鳥が共生している。


▼2022年9月

池の奥の存在に気づいたので、じっくり見てみようと再訪した。
スマホの撮影で、コントラストを強めに設定してある。

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202408220204441-admin.jpg池の周囲はウォーキングやランニングコースになっている。

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202408220204443-admin.jpg八つ橋は、その後傷んでしまったらしく現在は板が外され渡れない。安全性を鑑みて修復はしないだろうと思われる。

202408220204444-admin.jpg池北西側の小橋の奥が、水源なのかひっそりと存在する。
かつての池がこのような雰囲気で、おそらくそのまま残され南側に今の池が拡張されたのだと思われる。

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202408220204446-admin.jpg時期的にか藻や水草が繁茂していた。囲いの他は手付かずなのかも知れない。

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202408220204448-admin.jpg昔、皆で遊んだ池の風景がまさしくこんな感じだった。
懐かしさで胸が一杯になった。

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地図・空中写真閲覧サービス でこの辺りの1970〜80年代の写真を見ると、霊園の南西に湿地のような川があり、その太くなっている部分が元々の金太郎の池だと思われる。地形的にその川を拡張して今の形と広さに造成したのだろう。

元の池の雰囲気が好きだったので、残っていた(残してくれていた)のは嬉しい。

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2024082202044414-admin.jpgなんにせよ、憩える公園があることは、街にとって素晴らしいことだと思う。


▼2023年5月

池の南東側から競技場、野球場方面へ伸びる遊歩道が桜並木となっている。
ちょうどGWでお花見シーズンだったので、足を運んでみた。

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202408220212213-admin.jpeg鯉のぼりが泳いでいた。子供も多く訪れるので、素敵な取り組みだ。
ちなみにこの池には鯉もいるのだが、なかなかのコラボレーションだ。

202408220212214-admin.jpeg桜並木はちょうど見頃を迎えていた。

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202408220212216-admin.jpeg全長は500m程度なのだが、こんな名所になっているとは思わなかった。

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202408220212219-admin.jpegこの時期に来たのは初めてだったので、近所なのにちょっと感動してしまった。

かつての奥地の池は、四季を通じて様々な景色を見せてくれる場所になっていた。
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#公園 #湖沼 #鳥類 #花

道央,苫小牧

高丘森林公園

高丘森林公園

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緑ヶ丘公園>>11、金太郎の池>>6から支笏湖通沿いに北の方角へ伸びる森林区域は苫小牧の市有林であり、遊歩道や東屋が設けられているハイキングスポットとなっている。遊歩道とはいえ、トレッキングコースのように未舗装路区間もあり、森林浴や自然観察にももってこいの場所だが、人の賑わいは緑ヶ丘公園や金太郎の池に集中し、そこから離れて遊歩道に入れば喧騒から遠ざかり、木々のざわめきや鳥のさえずりを除けば森閑な環境に身を置くことになる。

鳥の他にもシカ、リスなどの野生動物に出合うこともある。管理の出入りもあるためそう多くはないと思うが、クマも例外ではないので鈴などはあった方がいいかもしれない。他、スズメバチ注意の看板も所々にあるため、用心は必要だ。尚、公衆トイレもいくつかあるが、綺麗さは期待しないほうがいいだろう。

市のホームページ には、「昭和51年から「生活環境保全林」として整備された」とあるので、それなりに長く親しまれている公園になる。これも小学生の頃、同級生(特にアウトドア派の男子児童)の間で、森林公園の奥にある「トンギョの池」がにわかに話題となり、傍で聞いていた筆者も密かに興味を惹かれた。先の記事>>6のように、当時の金太郎の池には行けたものの、更に奥にあるという池にはさすがにひ弱っ子筆者の足では無理と悟って欲を起こさず(連れて行けと頼むのも、引っ込み思案っ子にとってはハードルが高かった)、そのまま忘れ去られ年月が経った。いい加減な大人になった2005年にふと思い出し、久々の金太郎の池と一緒に思い切って散策がてら探索し、おっとり気味ではあるが長年の夢が叶うこととなった。

登山ほどではないが、近場で手っ取り早く山歩きしたい時には、格好の場所でもある。


▼2005年8月

2024082602585726-admin.jpg一番大きな森林公園の全体図。右端に展望台のある緑ヶ丘公園がある。
ここでは金太郎の池の現在地から、高速道路の向こう側エリアへ行くことになる。

2024082602585727-admin.jpg森林公園には各広場があり、このような看板が立っている。
看板は当時のもので、現在は地図部分がリニューアルされているものもあるようだ。

2024082602585728-admin.jpg池の北西側から伸びる遊歩道に入ってみる。
階段が設けられているが、この時はあまり人通りが無かったのか、草が生え放題になっていた。

20240826025857-admin.jpgこの前年2004年の台風18号の影響で、支笏湖や樽前山麓の広範囲の森林の木がなぎ倒されるなどの甚大な被害が出た。
木は根ごと抉られ倒れているものが多く、この周辺ももれなく爪痕が色濃く残る散策路となっていた。

202408260258571-admin.jpgしばらく進むと展望広場に着くが、特別開けていたり眺めが良いわけではなかった。

202408260258572-admin.jpg高速道路にかかる橋。昔から高速をクルマで通るたびに、時折見かける上方の細い橋はどんな風になっているのだろうと気になっていたが、今ここでそういった橋を渡ろうとしている。俄然探検感が増してきた。

202408260258573-admin.jpgトレッキングコースのような細道が続く。

202408260258574-admin.jpg植えられている樹木の種類なのか、木の名前の広場が点在する。
マカバは、寒冷地の広葉樹で、テーブルの天板や建築材に用いられているらしい。

202408260258575-admin.jpgチップが敷き詰められた遊歩道。ふかふかして歩きやすい。
倒れている木があちこちにある。

202408260258576-admin.jpgそれぞれ看板が新旧あるのか、色合いが違う。
アオダモは、野球バットの木で有名。

202408260258577-admin.jpg階段を下り、管理道路へ降りる。

202408260258578-admin.jpgシラカバ広場へ。ここまで来ればもう少し。

2024082602585715-admin.jpgシラカバ広場の周りに、再生植樹したばかりなのか、囲いがいくつもあった。

202408260258579-admin.jpgいよいよトンギョの池。

2024082602585716-admin.jpg新しめの綺麗な東屋だが、クモの巣まみれで近づけなかった。

2024082602585712-admin.jpgその後ろに広がる池。小さめの、かつての金太郎の池を彷彿とさせる。

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2024082602585713-admin.jpg静かで良い雰囲気だが、水が綺麗なのかは判断つかなかった。
魚の姿もこの時は見られなかった。トンギョとは、イトヨやトミヨなどのトゲウオ科の魚を指す北海道方言とのこと。

2024082602585714-admin.jpgあの時の同級生は、トンギョの姿を見ただろうか。
どんな池かが知ることが出来、満足気味に後にする。

2024082602585717-admin.jpgおそらくもっと鬱蒼としていたのだろうと思うが、倒れた木がそこここに一纏めにされて、開けた地になっている。

2024082602585718-admin.jpg夏のカエデも美しい。

2024082602585719-admin.jpgその名も、カエデ広場。
樹木に詳しければもっと楽しめると思う。

2024082602585720-admin.jpgアジサイの仲間、ノリウツギ。

2024082602585722-admin.jpg開けた広場になっている。ここにも趣向の違う東屋がある。

2024082602585721-admin.jpg中央広場のようだ。倒れてしまったのか看板は寝かせてあった。
もっと奥にも広場はいくつかあるが、この辺りでそろそろ戻ることにする。

2024082602585723-admin.jpg被害の痕跡があちこちに。

2024082602585724-admin.jpg先程の中央広場から1km程も歩いたようだ。

2024082602585725-admin.jpg今度は高速の下を通る。往路とは別の道を歩く。

2024082602585729-admin.jpgツリガネニンジン。可愛らしい花だが食用にも生薬にもなるらしい。

約2時間、ゆっくり撮影したりで4kmくらい歩き、金太郎の池の北側に出てきてゴール。
この時は体力もまだあまり無かったので、中央広場あたりで疲れが出てきてやっと戻れたという感じだった。

長年の謎が解けたようで、充実した探索だった。


▼2022年11月

近年の記録だが、秋深まる頃の景色も良い。
この頃は、大病で入院手術を経た後で、リハビリと称して山歩きがしたかったため、足を運んだ。

20240826030709-admin.jpg金太郎の池、秋景色。
スマホ撮影なので、色合いは鮮やか目に。

202408260307091-admin.jpg渡れない八つ橋。
今はもっぱらカモメの止まり木となっている。

202408260307092-admin.jpg上の2005年の時は、池の北西のここから入ったが、この時はシカ捕獲罠を設置のために立入禁止となっていた。
後ろの倒れた木は、そのままになっている。


逆側の池の北、長い階段を上った遊歩道へ入ることにした。

202408260307093-admin.jpgあまり奥へは行くつもりはなかったのでしばらく歩いて引き返し、開けたところを覗いたら、高丘霊園だった。
区域的には隣接しているので当然なのだが、かなり近い場所からお墓が見えて驚いた。

202408260307094-admin.jpg池方面へ戻る長い階段を降りようとすると、神々しいシカに会った。
ヒトの姿を見ても、なかなかその場から動かないのはどこのシカもそうだが、このときばかりは美しくて、しばらく眺めていた。

202408260307095-admin.jpg去ってからゆっくり階段を降りてシカのいた場所を見ると、生活の営みの証である。
先程は、こちらが邪魔してしまったようだ。

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202408260307097-admin.jpg枯れ葉の道なき道を進むと、なんとなく視線が気になって見上げたら、いるわいるわ。
まだ沢山いたが、全員こっちに注目し、さっと散っていった。

先程の立入禁止看板が頭をよぎる。
増えすぎると樹木の食害などもあるため、再生中の森林事業にとっては頭の痛い存在だろう。

202408260307098-admin.jpgしばらく歩くと、遊具と滑り台の広場へ出た。
平日の昼間は、とても静かだった。


▼2024年6月

最近はウォーキングを積極的にしようと金太郎の池にもちょくちょく寄るのだが、この時は気まぐれにまた森林の遊歩道を歩こうと、池の北側を真っ直ぐ突っ切って歩くことにした。

20240826030859-admin.jpg管理道路を歩く形になるので、こんな可愛い標識が所々に立っている。

202408260308591-admin.jpg好天で歩きやすい。暑いくらいだ。
種類は分からないが、鳥の鳴き声がひっきりなしに聞こえていた。心地よい。

202408260308592-admin.jpgエゾリスがひょこっとこんにちは。
餌やり場なのか、食事中の模様。

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202408260308595-admin.jpg動きが軽やかだが、結構筋肉質だと思う。

202408260308596-admin.jpg高速道路の下を潜る。2005年に通った場所とは別の場所。
近年苫小牧中央インターが開通したためか、心なしか設備が整って新しく見える。

202408260308597-admin.jpgこの坂が、地味にキツかった。

202408260308598-admin.jpg2005年と同じ、マカバ広場に着いた。
看板も変わっていて(2つあるのかも知れない)、ベンチもあり広場らしくなっていた。

202408260308599-admin.jpgしかし、クマには注意なのだ…

2024082603085910-admin.jpgあの歩きやすいチップの道を進むと、アオダモ広場。
やっぱり看板が変わっている。

2024082603085911-admin.jpg右側の木が、アオダモなのではないだろうか。

2024082603085912-admin.jpgそして、これも2005年と同じ木の階段。
こちらは変わらず綺麗に保たれていて、管理が有り難い。

しかし、クマ鈴も持たず、それほど長距離を歩くつもりもなかったため、この辺で引き返すことに。
支笏湖通に出る一番端のミズナラ広場にも行ってみたいが、最近はどうしてもクマが怖いので、二の足を踏んでいる。
不安を少しでも感じたら、無理せず引き返すことにしている。

心に余裕が出来たら、装備を整えた上でチャレンジしてみたい。
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#公園 #湖沼

道央,苫小牧

焼肉 金剛園

焼肉 金剛園

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苫小牧の老舗焼肉店。分店や系列店もいくつかあるが、当方、焼肉といえばたいていこの金剛園を利用している。
遡ると2009年の古い写真も残っていたので、グルメ記事としてこちらに上げておく。

記事とはいえ、グルメに関しては食べログやGoogleばりの詳細なレビューを書くつもりは無いので(書いたことも無い/大体「美味しい」で済ませてしまう)、筆者が個人的に懐かしんで反芻するためのものになる。情報は撮影当時のものになるため、もし興味を持たれることがあれば、最新情報 を確認願いたい。


▼2009年・金剛園 本店にて

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20240828025359-admin.jpg石焼ビビンバ。ランチメニュー。

202408280253591-admin.jpgおこげが美味しい。

202408280253592-admin.jpgデザートのシャーベット。

20240828025413-admin.jpg別の日に焼肉メインで。

202408280254131-admin.jpgピンボケしたがナムルとホルモン。
こちらのホルモンは比較的小粒で食べやすい。大粒が飲み込めない筆者には有り難い。

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▼2016年・初代牛タン 赤兵衛にて

本店の敷地内にある別棟のお店。
厚切りの牛タン定食が食べられる。

202408280254481-admin.jpg食べごたえのある牛タンと麦飯、テールスープ。

20240828025448-admin.jpgテーブル上の呼び鈴がおしゃれ。アイアンメイデンではない


▼2019年・金剛園 和み亭にて

有明町の分店。ランチでも利用したことがあるが、この時は時間限定食べ放題で利用した。
サラダバーの種類が豊富で、彩りよく美味しく食べられる。

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202408280254292-admin.jpg壺漬けカルビ。これは美味しかった。
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#飲食

道央,苫小牧