タグ「伊能忠敬」を含む投稿[14件]
室蘭市本輪西の「伊能橋」。伊能忠敬が蝦夷地測量の時、この本輪西川を渡ったことから名付けられたそうです。
室蘭市史に記載されている伝承だそうですが、測量ルートや元々の橋の位置、橋の名称の歴史など近年の研究により、疑わしいとの話も上がっているようで。研究が進んでいることの証なのでしょうね。
古くからの街の片隅の風景は味わいがある。川と桜の風景は個人的に大好物です。
掲示されている案内板。文字が見えづらいのは反射ではなく、何故か本当に消えていた。訪問は2019年。落書きなのか、色褪せなのか…
Googleマップで確認すると、2023年時点では修復されているようですが。
その昔、伊能忠敬がここを渡ったので命名されたといわれている。
五十歳をすぎてから日本全国を測量して歩いた伊能忠敬は蝦夷地の測量のため簡単な測量機械を持って助手など五人とともに江戸を出発した。
寛政十二年(一八OO)六月、室蘭に到着し、陸地の測量を行いながら東へ向かうこととなり、このとき小学校の沢道を通り、現神社下の道を八丁平へ向うため、本輪西川を渡ったとされている。
室蘭市
余談ですが、「小学校の沢道を通り」とあるのは、本輪西川沿いにあった旧本輪西小学校のことでしょうか。明治の時代の開校ですが2016年に閉校となり、今はソーラーパネルが立ち並ぶ土地となっています。
2014年にドライブで近辺に立ち寄った時には、まだ現役の校舎を確認していたのですが、それから程なくして閉校の話を聞いたので、寂しさと共に時代の流れを感じます。
すぐそばのバス停。由来の信憑性はともかく、史跡的な名前のバス停はなかなかグッと来ます…#伊能忠敬

>>29の漫画に描いた小幌海岸です。礼文華山道の代替として険しい地形だとわかってくださればと。
実際山道(旧国道と共に江戸期からの古道も残っています)に行って取材したいですね…この海岸より少し内陸側に通された道なので、この風景とはまた違う眺めになるかと思います。
昨今はクマの出没が怖くて、以前はよく行っていたこのような場所ですら行く気になれません。いつかいつか…
ここは秘境駅として有名な小幌駅の近くになります。2015年に訪問しました。少し海側へ分け入
ちなみにこの時は円空仏が納められている岩屋観音の洞窟海岸の方に立ち寄りました。
訂正(2025.6.19):写真に見える浜は美利加(ぴりか)浜といい、文太郎浜はこの地点の背後、駅から緩やかな勾配を降りた場所にあります。
この礼文華の海岸は、伊能も間宮も測量出来ていないほどの難所です。伊能は礼文華山道を通ったので海岸は未測量、その後の間宮の測量でも難所と言われる海岸は測量できず、ここ礼文華も未測量地の一つです。伊能の測量日記では礼文華を「霧深海辺三里ほど行て新道峠にかかる大難所なり」と記しています。
礼文華山道に関しては後に松浦武四郎やイザベラ・バードも通行していることで有名ですね。
そういうのを知ると、探索したくなってしまいますな…
#伊能忠敬
◆『猛き黄金の国 伊能忠敬』上下巻 本宮ひろ志 集英社 ヤングジャンプコミックスGJ 2021年
あの本宮先生が伊能忠敬を描くのか…それは熱いな!と思いつつ読了。よく考えたら『サラリーマン金太郎』をはじめ働く人にスポットを当てた名作が多いので、地道に働き続けた伊能の生涯を描くにはもってこいだろうなとちょっと納得しました。絵もずっしり安定感とコマ割りや台詞もハイテンションながらもテンポがあって、やっぱりプロ作家さんの作品は感情移入しやすく面白い。
※『猛き黄金の国』では岩崎弥太郎の生涯を描いており、以降はこのタイトルを冠し時代を問わず日本の偉人を描くシリーズものとなっています。
しかし伊能の全生涯をこの上下巻(約400ページ)で描ききるのは至難の業…上巻と下巻の半分くらいまでは若き日の商人としての活躍が描かれ、あとの残りでやっと天文方に弟子入り、測量地図作りがぐっと凝縮して描かれています。漫画なので演出などの脚色もあるにはあるものの、エンタメとして見れば致し方なしですね。例えば間宮林蔵の伊能への師事と蝦夷地測量、樺太行きの時系列は全く逆です、実際は樺太が先。あとミチさんとの新婚当時の関係性は以前の伝承を踏襲しているのかな、とか。
描き手の訴えたいことは何となく分かるので、それを前面に出すために必要だったのかもな、と思うことにします。
個人的には、息子の秀蔵との関係性が良好に描かれていてほっこりしました。実際は第六次測量まで助手として同行しながら途中で帰され、最終的に破門されています。後継ぎの景敬と比べると冷淡な扱いだったらしく…また娘のイネさんの勘当も描かれておらずその辺りは平和な伊能家でした。
忠敬という人は、身内に対してもかなり厳格で気難しく、今で言う結構なパワハラモラハラ気質だったのはまあ有名です。それくらいでなければ大事は成し遂げられないというのも理解は出来ますが。
それらのプライベートも描き出したらもういくらページがあっても足りませんね…!
間宮の描かれ方にやっぱり笑ってしまう、絶対上品に描かれることのない人だな。
あと高橋至時先生がメガネ君なのはちょっとかわいい(笑・思わず自分も影響受けてしまった)
学習漫画とかもそうですが、こういう歴史系の人物漫画を描かれる方はプロアマ問わず尊敬しますね。
当時の服装とか、背景とかさあ…!!(色々敵わないことを悟った叫び)
#伊能忠敬
あの本宮先生が伊能忠敬を描くのか…それは熱いな!と思いつつ読了。よく考えたら『サラリーマン金太郎』をはじめ働く人にスポットを当てた名作が多いので、地道に働き続けた伊能の生涯を描くにはもってこいだろうなとちょっと納得しました。絵もずっしり安定感とコマ割りや台詞もハイテンションながらもテンポがあって、やっぱりプロ作家さんの作品は感情移入しやすく面白い。
※『猛き黄金の国』では岩崎弥太郎の生涯を描いており、以降はこのタイトルを冠し時代を問わず日本の偉人を描くシリーズものとなっています。
しかし伊能の全生涯をこの上下巻(約400ページ)で描ききるのは至難の業…上巻と下巻の半分くらいまでは若き日の商人としての活躍が描かれ、あとの残りでやっと天文方に弟子入り、測量地図作りがぐっと凝縮して描かれています。漫画なので演出などの脚色もあるにはあるものの、エンタメとして見れば致し方なしですね。例えば間宮林蔵の伊能への師事と蝦夷地測量、樺太行きの時系列は全く逆です、実際は樺太が先。あとミチさんとの新婚当時の関係性は以前の伝承を踏襲しているのかな、とか。
描き手の訴えたいことは何となく分かるので、それを前面に出すために必要だったのかもな、と思うことにします。
個人的には、息子の秀蔵との関係性が良好に描かれていてほっこりしました。実際は第六次測量まで助手として同行しながら途中で帰され、最終的に破門されています。後継ぎの景敬と比べると冷淡な扱いだったらしく…また娘のイネさんの勘当も描かれておらずその辺りは平和な伊能家でした。
忠敬という人は、身内に対してもかなり厳格で気難しく、今で言う結構なパワハラモラハラ気質だったのはまあ有名です。それくらいでなければ大事は成し遂げられないというのも理解は出来ますが。
それらのプライベートも描き出したらもういくらページがあっても足りませんね…!
間宮の描かれ方にやっぱり笑ってしまう、絶対上品に描かれることのない人だな。
あと高橋至時先生がメガネ君なのはちょっとかわいい(笑・思わず自分も影響受けてしまった)
学習漫画とかもそうですが、こういう歴史系の人物漫画を描かれる方はプロアマ問わず尊敬しますね。
当時の服装とか、背景とかさあ…!!(色々敵わないことを悟った叫び)
#伊能忠敬


積読をある程度解消したタイミングで、こちらを読んでみようと、読了したので記しておきます。
一言にいえば、伊能についてのことなら、こちらを真っ先に読んだ方が良かったのではないかと。
童門先生の作品はやはり読みやすく、途中の解説も親切に感じます。
佐原の名主時代、天文方への弟子入り、蝦夷地測量から日本全土の測量までの大方のあらましが書かれています。物語小説というよりは伊能の全生涯の解説本といった方が適当かもしれません。
残された日記や手紙などから心情の部分も推測して書かれていますが、割と驚いたのが、師である高橋至時と子午線一度を出す時に軽く諍いがあったということ。年下の師といつも和気藹々という訳でもなかったのだなと。
あとは二次測量以降の各藩での悶着やトラブルは何故、どのような行き違いで起こったのかというのも著者の想像も交えつつわかりやすく解説されています。
互いの疑心暗鬼と幕府の無理解、身分制度の弊害の側面が大きいものの、伊能の半ば強引な態度もやはりプライドを持った職人気質の頑固者という一面が見られて、彼のキャラクターがリアリティをもって見えてくるようです。セカンドライフを充実させた中高年の星、時には聖人君子的に見られがちだけど、むしろ酸いも甘いも噛み分けた中高年だからこそ頑固さが際立つのかも。よく、性格的には厳格なパワハラモラハラ気質と言われますが、そんな人間臭さの部分にも触れていて、中々面白かったです。当時の身分制度にも楯突くというのは、感性的には現代人に近いものがあり当時としても革新的というか、厄介な変わり者ではあったのだろうなと。
だからこそ、あれだけのことを成し遂げられたのでしょうが。
文章は平易で読みやすく、さすが童門冬二だなと。
若かりし頃に歴史関係の著書をいくつか読んだ記憶があり、親しみやすい文章と、未熟な頭でも理解出来たために著者の名前はよく覚えていました。
そんな童門先生も最近鬼籍に入られてしまい、時代の流れを感じます。
#伊能忠敬