拙著ミチノエキクエスト5巻 の裏表紙裏に描いたもの。アイヌ民族の人たちも入れたなら、こちらも歴史創作に入れてもいいかな…ウィルタ民族とトナカイです。ウィルタはオロッコとも呼ばれ、これはアイヌ側からの他称です。知床にはオロンコ岩があり、由来はオロッコ族から来ているようですがウィルタのことかは不明。このトナカイ、今見ると角が体に対して貧弱でバランス良くないような気がする(自己批評)。間宮の北夷分界余話では、トナカイの角を「其角枝多く突々たり」と記録されていたけれど、挿絵も鹿に灌木の枝が生えているみたいになっていて、頑張って描いているな…と。しかもその挿絵、間宮の口述を記した同僚の村上貞助が描いているんですよね…実物を見ていない人間が見た人の話を聞いて描いている。見たことある者(私)でさえ難しいのに、それは苦戦しますよな…。写真もまだ無い時代のこと、後年実物も見れたわけでもないので、答え合わせも出来なんだ。間宮自身は描いていないけど、人物や動物絵は不得手だったのかしら。地図は描いているし地形もラフ描きみたいのが残っているんですけど(高橋作左衛門宛の手紙など)。民族衣装はどういった質感や作りになっているのか興味深い。博物館の在り方(特にコレクション方法の賛否)は館により様々な評価がありますが、実物を見ることが出来るのは貴重なことではあります。#ウィルタ #まみりん #てーすけさん いいね ありがとうございます! 2024.9.9(Mon) 03:03:29 イラスト
拙著ミチノエキクエスト5巻 の裏表紙裏に描いたもの。
アイヌ民族の人たちも入れたなら、こちらも歴史創作に入れてもいいかな…ウィルタ民族とトナカイです。
ウィルタはオロッコとも呼ばれ、これはアイヌ側からの他称です。
知床にはオロンコ岩があり、由来はオロッコ族から来ているようですがウィルタのことかは不明。
このトナカイ、今見ると角が体に対して貧弱でバランス良くないような気がする(自己批評)。
間宮の北夷分界余話では、トナカイの角を「其角枝多く突々たり」と記録されていたけれど、挿絵も鹿に灌木の枝が生えているみたいになっていて、頑張って描いているな…と。しかもその挿絵、間宮の口述を記した同僚の村上貞助が描いているんですよね…実物を見ていない人間が見た人の話を聞いて描いている。見たことある者(私)でさえ難しいのに、それは苦戦しますよな…。写真もまだ無い時代のこと、後年実物も見れたわけでもないので、答え合わせも出来なんだ。
間宮自身は描いていないけど、人物や動物絵は不得手だったのかしら。地図は描いているし地形もラフ描きみたいのが残っているんですけど(高橋作左衛門宛の手紙など)。
民族衣装はどういった質感や作りになっているのか興味深い。
博物館の在り方(特にコレクション方法の賛否)は館により様々な評価がありますが、実物を見ることが出来るのは貴重なことではあります。
#ウィルタ #まみりん #てーすけさん