2024年の投稿(時系列順)[14件]
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拙著同人誌、道の駅本(ミチノエキクエスト2 )の余白埋め(裏表紙裏)に描いたもの。
※Bookコンテンツ内で本文が見れます 。
思えばこれが初めて描いた歴創絵…ミチノエキ2巻は稚内を訪れた時のことを書いていて、軽く聖地巡礼になった思い出深い1冊だった。
裁付袴はカワイイネ!今で言うニッカボッカーみたいなやつ。
#間宮林蔵 #松浦武四郎
こちらはミチノエキクエスト1巻 の裏表紙裏に描いたもの。
先程のまみりんたけちゃんよりも先に描いたものです。
道の駅本の本文がエッセイとちょっとしたカットで構成されていたためか、おまけ的なページで真面目な絵が描きたくなるらしい。
アイヌの着物(晴れ着)はアイウシとモレウが文様の基礎、になると思いますが、癖が出てパターン化しそうなので色々なバリエーションを見たいなとか。
それにしても先人の手作業の細やかさよ…!
思えばこの頃から、北方の歴史ネタで何かを描きたい願望があったのかも知れないですね。
#アイヌ
拙著ミチノエキクエスト3 の裏表紙裏イラスト。
ここまで来ると、あのページを利用して歴史創作に足を突っ込もうとしていたと思われても仕方ない。
しかも上の本文内容が、殿様街道ウォーキングの紀行も入っているしで、本当にやりたかったことは道の駅というよりそっちでしょ?とツッコミが入りそう。
伊能先生、別段私が語らなくても有名で偉大すぎる御仁だけど、それだけに知っているエピソードに間違いないのかを再確認する作業が地味に難しい。参考の本を読み返したり要約するのが意外と難しい。私だけかな。
北海道南の福島町に建立された伊能忠敬像、実物をまだ見に行けていないので行かねば…
ゴルファー(またはキャディ)のポーズみたい?と思ったけど、あの競技も地形を読むことがカギになってくるので、まあ通じますよね…
#伊能忠敬
拙著ミチノエキクエスト5巻 の裏表紙裏に描いたもの。
アイヌ民族の人たちも入れたなら、こちらも歴史創作に入れてもいいかな…ウィルタ民族とトナカイです。
ウィルタはオロッコとも呼ばれ、これはアイヌ側からの他称です。
知床にはオロンコ岩があり、由来はオロッコ族から来ているようですがウィルタのことかは不明。
このトナカイ、今見ると角が体に対して貧弱でバランス良くないような気がする(自己批評)。
間宮の北夷分界余話では、トナカイの角を「其角枝多く突々たり」と記録されていたけれど、挿絵も鹿に灌木の枝が生えているみたいになっていて、頑張って描いているな…と。しかもその挿絵、間宮の口述を記した同僚の村上貞助が描いているんですよね…実物を見ていない人間が見た人の話を聞いて描いている。見たことある者(私)でさえ難しいのに、それは苦戦しますよな…。写真もまだ無い時代のこと、後年実物も見れたわけでもないので、答え合わせも出来なんだ。
間宮自身は描いていないけど、人物や動物絵は不得手だったのかしら。地図は描いているし地形もラフ描きみたいのが残っているんですけど(高橋作左衛門宛の手紙など)。
民族衣装はどういった質感や作りになっているのか興味深い。
博物館の在り方(特にコレクション方法の賛否)は館により様々な評価がありますが、実物を見ることが出来るのは貴重なことではあります。
#間宮林蔵 #村上貞助 #ウィルタ
当方、生まれも育ちも北海道なので、アイヌ文化や地名などに親しんだり軽く知識は持っている方だとは思うのですが、かなり以前知床に旅行した時に初めて知った松浦武四郎のことや、たまたま書店で手にした吉村昭の間宮林蔵の小説がとてもおもしろく、そこから様々な蝦夷地探検家のことを知りドハマりして今に至ります。伊能忠敬が初めは蝦夷地に測量に来ていたということも、その流れで知り、俄然興味が湧いたりと。
とはいえ、元々の政治的思惑やそこからの流れによる明治期以降の開拓、殖民政策や帝国主義等、要素的に前時代的ともいえる題材の難しさもあって、手をこまねいていたというのも正直なところあります。自分が住んでいる場所の歴史なので、避けては通れない要素ですし、今一度復習というか、学び直しながら楽しんでいこうと思っています。
主に間宮林蔵を中心に、彼絡みの人物も調べたりしていたので、そのような形になるかと思います。
まあ同人活動の歴史創作なので、人物萌えやおふざけも多少入るかと思いますが、その辺りは広い心で何卒ご理解いただければと思います。